読み聞かせ
2002年から フィリピンミンダナオ島で 子供図書館を運営しておられる絵本作家、松居友さんの講演会に行ってきた。 難民キャンプを訪れ 救済活動に入ったが子供たちの笑顔がないのにびっくりし 本を見たことがない子にストーリーテリング。 一度聞いただけで大変喜んで 話し始めたそうである。 字が読めなくても絵本で独自のおはなしを作り 周りの子におはなしを読み聞かせ。 ミンダナオ島で初めて おはなしが生きている ということはどういうことか・・・ということがわかったそうである。 逆に学ぶことが多いそうで 最近では一年の うち 日本にいるのは2ヶ月ほどだそう。 ご自分の作品「サンパギータのくびかざり」を読み聞かせてくれ 『愛は死を超えている、幼いころに愛は永遠であることを子供に伝えることが大切 』と力強く語られました。 紛争で親を亡くした約80人の子どもと暮らしているそうで 画面に次々に出てくる子らをさし「ぼくの子」「ぼくの子」と。 落ち込んでいた自分が励まされ ここに拠点を置くことに決めた松居さんは 読み聞かせだけではなく 教育、医療、農業などを平和と自立を築く礎として 活動を続けてきている。 そして すごく資源(石油、天然ガス ほか)を持っているこの地に 世界の人々が関心を持ってくれなければ平和だったのに・・・・・ と現地の人がつぶやいた言葉が忘れられないそう。 戦争は非常に計画的に作られ 対立し火種にされるように仕組まれている、という印象を持っている、宗教の対立ではなく 利権が絡んでいるとの実感がある・・・・とも。 近隣のK市の図書館で開催された行事だが K市のおはなし研究会の人が 前に出てこられ松居さんの本を勧めた。 びっくり!! 数十年前にはわが市に住んでおられ 図書館で一緒に子供たちに読み聞かせ活動をしていた FUさん。 終わってから話しかけたら 覚えてくれていて喜んで「今度家までいらしてね」、と名刺まで下さった。 彼女はずっと活動しておられるそうだが 私は20年近く前にやめてしまっていて・・・・恥じ入るばかり。 でも こうして 行事に出かけていくと思わぬ人に会えることが出来るのはうれしい。 犬も歩けば棒にあたる???こんな時に使うことわざではないのかな? (*^。^*)