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12月, 2018の投稿を表示しています

薬効と毒性

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賞味期限切れの緑茶があり そのまま捨てるのも‥と思い、白い木綿布を染めてみようと思いたった。 不織布に茶葉を入れた。 しかし液は薄緑になってはいるものの布は全く染まっていない。 草木染の時には木綿や麻などは 豆乳にしばらく浸してたんぱく化してから 染めるが これは今回 木綿そのままだから染まりにくいのも無理はない。 ふと思いついて クチナシの実を水に入れてみた。 あっという間に黄色に‥‥ 加熱する方が浸出するだろうと 加熱して布を入れたら あっという間に布も黄色に… なんだか楽しい。 布を一度乾燥させたら 水溶液の中で見るよりも少し薄くあせたようなのでもう一度新しいクチナシの実を浸出させて再度布を入れた。 定着剤は入れないでおこう。 水溶性なので 洗濯をするとだんだん色が薄くなるだろうが しばらくはこの色で楽しめそう・・ クチナシを入れてサツマイモを煮るとものすごくきれいな色になる。 クッキーなどのお菓子やラーメンの着色にも使われているらしい。 調べてみた。 クチナシの実の成分には カロテノイドがあり これは優れた抗酸化作用があり またアレルギー症状の緩和にも役立つらしく漢方薬にも使われているとか。 不眠にも効くらしい。 「抗酸化作用」と聞いて とびつきたくなったが しかし素人が多量に摂取するのは やはり危険。 多量に摂取すると毒性がこわい。 天然のものが必ずしも安全ではない 、ということはよく言われること やはり きんとんの時に2,3個使ったり たくあんを漬けるときに数個入れるくらいにしておいた方がよさそう。

罰当たり??

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天気が不安定だったり 用事が重なったり…で このところあまりいつもの山に登ることが出来ていない。 しかし、山へ行くと 木々の季節変化を感じてうれしい。 なんの変哲もない木が色づいていたりして思わずカメラを向けてしまう。 中央の緑の葉、アオモジ。 画像ではわかりにくいが とてもきれい なんの葉かは分からないが 光が当たるととても目立つ グラデーションがきれいだが 画像ではわかりにくくて残念 先日来 檜の樹枝を剥いている人が数人山に入っている。 ここ数年今の時期になるとよく見かける。 日本古来の手法の「桧皮葺」に利用される。 最初のころは 皮を剥ぐとこんな色になることにとてもびっくりした。 頂上で久しぶりに出会ったANさんとしゃべり 下山しようとしたら 賽銭集めをしているK氏が 「賽銭箱、壊された~ 一円玉しか残っていない」と。 ANさん、「なんと罰当たりな!!」と。 これまでにもよく「盗まれた」話を聞いていたが 休日の昨日のことなのか、今朝のことなのか・・・・悪いことをする人はどこにでもいるのだなぁ 昨日雨が降ったので濡れた登山道を慎重に下りていたつもりだったが 私の後ろを歩いていたANさんが つまづいて転んだ。 頭が完全に下になっていてびっくり!! 冷や汗が流れた。 幸い けがはたいしたことなさそうで 下山してきたが 彼女「賽銭箱などにカメラをむけたから 罰が当たったかな?」と。 私も写した(^J^) 

メロディーが耳に残る

あちこちで今年最もよかった映画を「 ボヘミアンラプソディー 」と話しているのを聞く。 若い友人にも「ぜひ・・」と勧められた。 字幕映画は苦手、そしてクイーンというグループに関してもほとんど知らない。 正直言って あまり気がすすまなかったが 見に行ってよかった~ 館内はほかの映画に比べ人数が多かったし、どちらかというと同年代の高齢者が多いように感じた。 大音響の映像を見ているうち いつの間にかのめりこんでいる自分に気づく。 帰宅後調べたら 主演の ラミ・マレックは 義歯をいれフレディ・マーキュリー   の顔の表情に近づけた、とか。  フレディ・マーキュリーは親に対する反発、そして容姿などいろいろな劣等感を持っており また ゲイであることから 周囲との軋轢も感じながら 日々過ごしている。 おまけに エイズに感染してしまい、絶望の中でライブエイトで 大観衆を前に 力いっぱい歌う姿には心を揺さぶられた。 このクライマックスでの フレディ・マーキュリーの姿は 多くの人に勇気と感動を与えたはず、命僅かでありながら 彼の姿は輝いていた。 一生懸命生きることの意味を教えてくれたのかもしれない。 たぐいまれな才能と人間性を武器に、壮大に燃え早々にこの世を去った主人公に涙し、当時熱狂的なファンがいたというのも大いにうなずけた。 演奏はほとんどフレディ・マーキュリーの声が使われているらしいが 帰宅後YTUBEで 動画を見たら マレックはマーキュリーと体格というか 後姿、腰回りなどそっくりなのにはビックリ。 しかし バンドメンバーは全て楽器を必死に習得して撮影に挑んだらしい。 評判になるだけあって余韻に浸れる良い映画だった。

やったね!! すばらしい ♬

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何度も聞きに行っている「近江落語会」のメンバーが 何と社会人落語会で 日本一になった。 今月3日に大阪で決定戦が行われたらしい。 うちの新聞には今日掲載されたが 他の新聞には数日前に載っていたようで 噂は聞いていたが 実際の記事を見て、いつものお顔を見たらよけいうれしくなった。 日本一になるような人たちの落語を歩いて行ける場所で聞かせてもらえる私たちはずいぶん恵まれている。 この【神楽家小粋】さんは 例会にはほぼ毎回出場され 顔なじみになっているが 落語会が終わって出口で来場者を送るために立っておられると ずいぶん小柄で細い方、と思っていた。 1月初めにも落語会があるがきっとこの快挙!!を 来場者全員に知らせてくれるだろう。 きっと 「近江落語会」のブログにも載っているだろうと 調べたら下記のような記事が・・・ 速報  小粋君  グランプリ 本日、平成30年度の社会人落語日本一大会決勝戦が開催され 近江落語会の 神楽家小粋 くんが見事、優勝。 この大会は、予選から数えると、309人がチャレンジ 決勝に10人が残り、本日に開催されました。 なお、審査委員長は 桂文枝 さんでした

格好いい二人

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こんな新聞記事があった。 岡田準一と妻夫木聡、二人は現在中島哲也監督のホラー映画『来る』で共演中とか。 個性の強い監督らしい。 ずいぶん前、妻夫木の映画を見て演技の上手さに感心した、しかし何という映画だったか、まったく思いだせないのは情けないが・・・ 2,3か月前だったか 妻夫木が主演のドラマ『乱反射』が放送され、普段あまりテレビドラマは見ないが 妻夫木の演技を見たくて録画しておき 見たが 内容に衝撃を受けた。 父親役妻夫木の幼い息子が事故で亡くなり その原因を探ろうとしていくうち ほとんどの登場人物が自覚はしていないが加害者であり 事故というものは本当にちょっとした偶然の積み重ねで 起きることもあり得るということを見せつけられ、そして妻夫木の迫真の演技に圧倒させられた。 どこにでもいる市民たちのホンのちょっとしたエゴが交錯し、悲劇が起きてしまった…現代社会が抱える問題を暴くような…ささいなことの積み重ねが幼い子の命を奪うという取り返しのつかないことになってしまった…・ 新聞記者役の妻夫木は 実際の記者について演技を学んだらしい。 テレビドラマにこれほどのめりこむとは…と思いながら食い入るように見た。 原作者は ミステリー作家「貫井徳郎」でその後すぐ図書館で『乱反射』を借りて読み、このドラマは上手に脚色されているのも感心した。 この作家の文章の進め方がすごく私にピッタリで読みやすく 同じ作家の『我が心の底の光』『微笑む人』も夢中になって読んだ。 岡田准一は 今年映画『散り椿』の時に すばらしい!!と感心した。 何んと二人は同じ1980年生まれで10代からキャリアを重ねているという。 このところ、どっちを向いてもあまりよい話題がないので せめて この二人が映画界を引っ張っていってほしい。 年末で なんとなく気ぜわしいので 映画『来る』を 見に行けるかどうか…

童心にかえって・・・・

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自然観察の森第6回講座の日。 全国的に今年一番の寒波襲来ということで 研修室が寒いので身構える。 背中にカイロを貼っていくのも忘れない。 今日は 『チョークアート』と『壁掛けアート』の日。 まず受講生の中でうち ポイントがたまって表彰された子が6名。 『チョークアート』は なんでも好きな絵を描いて来園者に喜んでもらえるように・・・とのこと。 チョークがカラフルになっているのにはビックリ!! 猫が お皿の上の魚を狙っているところ・・とか サポーター゛おかあさん” 作 こんな猫もかわいいな ♪ 左上にある手の肉球がいいね!! 毒?キノコ この後 7色で虹も作っていた へび 夢中になって描いて気がついたら軍手の指先に穴が開いている子もいた。 次に 研修室で大きな布にホットボンドで葉や松ぼっくりを貼って「冬」を感じるように・・・と 班単位で制作。 森の中へ 材料を探しに行く。 フユイチゴがあちこちにたくさんあり 時々つまんで口の中へ・・・・ 子どもたちは「スっぱーい」と言っていたが 結構甘い。 【冬】を感じさせるようにとのテーマだったが チョークアートの作品の中にクリスマスツリーがあったものだから 3班すべてが【クリスマスツリー】になってしまった。 しかし、今日は どの子も嬉々として張り切って活動し 我々大人も童心にかえって走り回り 寒いのを忘れるほど。 しかし短時間内に 相談しながらなんとか形に仕上げたから たいしたもの。 1班作 男の子と女の子は意図するところがちょっと違って・・・ 終了後 来年度の活動の相談。 われわれサポーターも高齢化してきて いつまで続けることが出来るか・・・ 私も長年子どもたちと楽しい時間を過ごせているので続けたいが ここへ来るまでの車の運転の不安もあるし、来年度はどうなることやら…保留状態。 ただ、活動のことに対しては 「たまには自然に関するビデオなどを見せると 自然に対する興味や感動が JVRを卒業してからも 継続するのでは・・」との希望も出しておいた。 担当職員さんが「検討する

緻密

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となりの市で 伊藤若冲の 「動植綵絵」西洋美術織  若冲の代表作品を西陣織で掛け軸に再現した作品の数々が 三日間だけ無料で観賞出来る、というので見に行ってきた。 最近、若冲が脚光を浴び 展覧会が開かれると混雑でなかなか作品をゆっくり観賞できないという場合も多いらしい。 でもこの催しは あまり 宣伝が行き届いていないのか それほど混雑しておらず ゆっくり見ることが出来た。 画集で見る若冲の作品は確かにきらびやかで ものすごく緻密な画法、細かいところまで観察して書き込んだ作品ばかりで 感心するが 作品として「ものすごく好きか?」と問われたら「あまり好きではない」・・・・生意気だけれど・・・・・ すごいとは思うけれど 美術(芸術?)として ?? 写真ではないのだから 正確に描くだけではなく・・・・若冲ファンの皆様、ごめんなさい。 若冲は鶏の絵が多い.トサカや 大きな尾羽が特徴的。 今回、気づいたことがある。 魚を20種近く実に細密にまるで図鑑のように描いた作品、魚の向きがすべて同方向。 雀が飛んでいる絵も全く同じ方向に飛んでいる。 蝶々も 羽をすべて同じ方向に向け  横から見ている絵なのに 模様がはっきり見えるように描かれている。 美しいモミジの葉もすべて同じ形! わざとそうしているのかしら、鳥は列を作って同じ方向に飛ぶけれど 全く違う種類の魚が 同じ向きにそろっているのは?? 芸術的なことをしっかり理解しているわけではないのに 偉そうなことを言ってしまったが 「梅花皓月図」 は素敵だった。 見事な枝ぶりに梅が咲き誇り それを輝かせている名月! この作品は素敵だなと思いながら鑑賞した。  

なんでもあり

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「京都大徳寺の襖絵の修復が行われる、それが6人のアーティストによるもの」というテレビ番組がNHKで4月に放映されたそうで 友人が 「ぜひ見たい」と言っていた。 宗教心ゼロ 歴史への興味ゼロの私だが 今回 姉や妹たちと見に行く機会を得た。 大徳寺真珠庵は 寺宝・長谷川等伯の襖絵が約400年の時を経て 修復が必要になり 現代の一流クリエーター6名により 修復され9月から公開されている。 新襖絵のコンセプトは 「 なんでもあり 」だそうで 6人は 漫画家、映画監督、宗教家、イラストレーターetc. これまで「襖絵」と聞くと 狩野ナンチャラ‥とかの 松や渓谷、滝などの墨絵風の作品をイメージしていたので 日本画家の作品のように思っていたが 今回説明を受けながら 「なるほど なんでもあり  で当たり前!」と妙に納得した。 やはり 実物を見ることで 多くを知ることが出来るということを実感。 この先何十年後か いや何百年後かにも われわれの子孫がこの襖絵を見て 今のこの時代を想像してもらえる!と思うと なんだかとても誇らしい(?)ような気にもなった。 真珠庵内は 撮影禁止なので 残念ながら 画像はない。 今回枯山水庭園『七五三の庭』を見ることもできた。 細長い南北に十五個の石を 七 五 三  に配しており ワビサビを感じる庭園だった。 となりの大仙院にも寄ったが ここも枯山水庭園がすてきだった。 滝が大河となって大海に流れる様子を 滝、橋、舟すべて石で表現されていた。 またここの床はヒノキのウグイス張りで その音がキュッキュッと心地よかった。 大仙院も撮影禁止なので あたりの美しい建物や紅葉の様子の画像をここに・・・ 大仙院には エネルギッシュな名物(?)住職がおられるようで 「今がんばらずにいつがんばる!!」という書籍もだしておられるとか。 そして掛け軸 「気は長く 心はまるく 腹立てず 人は大きく 己は小さく」も  これまでにも聞いたことはあったが 楽しいな~と思いながら 説明を受けた。 これは他の方の画像を拝借(スミマセン)