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9月, 2020の投稿を表示しています

植物学者?かな?

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 世間では4連休という中で最も天気が安定していると思われる21日 4人で久しぶりに横山岳へ。 8時ちょっと前に登山開始。白谷本流コース。 キンミズヒキ、ツリフネソウ、ミズヒキソウ、、ミツバフウロ、サクラタデ、ツユクサはいたる所に咲いている。「花の山 横山岳」と言われるだけあって(もちろん春に比べるとずっと少ないけれど)どちらを向いても花がたくさん。 ツリフネソウ ノブキ フシグロセンノウ  もう一か所たくさん咲いているところがあった。 クサギの花が咲きだしている。すぐこの後にクサギの巨木があり蕾がたくさんついていた。 ナベナ  マツムシソウの仲間らしい。高さ1m以上になり全体に刺上の剛毛がある。上の方から垂れ下がっていて画像は逆さまになっている。初めて見た。 テンニンソウ これは何かな?たくさんあるが名前はわからない これも分からない カリガネソウ   今回「きっとカリガネソウが咲いているだろう」と楽しみにしていたのでとてもうれしかった。 これまでには一度しか見たことがなく、小さな花だと思っていたが たくさん次々とあらわれ 草丈1mくらいある。花に顔を近づけたが 匂いはしなかったが 図鑑には 「全草 悪臭がする」となっている。でも淡いブルーでとても素敵な花だと思う ジャコウソウ  一輪だけ残っていた 五銚子の滝をバックに ツリフネソウ   下手な写真でせっかくの滝の迫力が感じられないのは残念 サラシナショウマ 滝を過ぎてからしばらくの道は 急登で一歩間違えると滑落しそうなところなのでいつも緊張する。 何度も登っている山だけれど「滋賀県で最もしんどい山だと言われているだけあって やはりしんどいなぁ」と体力は確実に落ちているのを感じる。 トチノミがたくさん落ちていた。 UE氏によると大体1個しか実が入っていないそうだが 画像の実には3個入っている モミジハグマ モミジハグマの葉 アキチョウジ カシワバハグマ ハグマと名のつくものは 「キッコウハグマ」を知っているが いずれも繊細でかわいい。 ツクバネソウの実が落ち ガクだけ残っている アキギリもあったが また後で写そう、と思っていたら 1本だけしかなくて結局画像はない(>_<) イチヤクソウの咲きガラ数本あり、ヤマシャクヤク、ユキザサなどには実ができていた。 頂上付近まで来た時、二人連れが下山してきた。UE氏

のんびり屋??

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 いつもの山で 8月中頃からミヤマウズラが話題になり 「ここに〇本・・」「こっちに〇本・・」とお互いに教え合い、下旬からはかわいい花を見るのを楽しみにしていた。 去年たくさんあった場所の本数がぐっと減り、また違う場所ではぐっと増えていたリ・・・よく陽が当たるところの花はそろそろ枯れてきている。 ちょうど1週間前、 木の根元に4本見ごろの花があり 「毎日のようにここを通っているのにどうして今まで気がつかなかったの??」と不思議だった。 その同じ花の2本だけアップして‥‥      虫が食事中 今度は全く違う場所で 2本ミヤマウズラが伸びているのを見つけた。これは まだ蕾ばかりで開くのを待っている。奥に1本、見えるかな。 こんな蕾があるということは きっと上の4本もだいぶ遅れて最近になって開きだしたのだと思う。いずれにしても長い期間楽しませてもらえてありがたい。 2年ほど前から ツルボも咲いている。どこかから種がとんできたのかな。 ツルリンドウはたくさん蕾をつけているが なかなか開かない。きれいな実がたくさんなるのが楽しみ。 キンミズヒキだと思うが ヒメキンミズヒキかもしれない。 ママコナは花期がとても長く たくさん固まって咲いていて あまり注目されない!! ネコハギ。これも 地面にたくさんはびこっているけれど目立たないので あまり気づかれていないかも?? ホツツジ、山のあちこちにあり よく見ると繊細な花だけれど これも知らずに通り過ぎる人が多いかもしれない。

植物の実

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本来なら 10月に行われる自然観察の森の秋祭りの準備をする予定だったが 秋祭りが中止となり 急きょ職員の方が考えてくれたメニューの一日。 今年は出席率がよく 今日も欠席者は2名のみ。 まず森の中の観察。 各班に分かれ 自由に森を散策する時間があった。その時にクサギの木のにおいをかいでくること、フウセンカズラの種を観察すること、とのこと。 まずクサギの花の写真と クサギの実の写真を見せたが 実際現在森のクサギは花は終わり まだ実は付けていなかった。 葉のにおいは 「あまり分からない」という子が多かった。以前私が初めてクサギのことを教えていただいた時には 当時の清水先生は 「若い子はよいにおい、と言いますが 年齢を重ねると くさ~いというようになります」と。 実際匂いはきつい。よいにおいとはいえないと思う。山を歩いていると実生で伸びたクサギがあると 匂いで「あ、クサギ!」と分かる。 池の中をのぞいても アメンボらしきものが見えるだけ。 ナンバンギセルは 確認だけはできたけれど 「ススキや稲に寄生する植物」ということは伝えていない。3年生4年生の子が多いし・・・ カタツムリがいると大騒ぎ。植物よりもやはり動くものの方が興味があるよう・・・ フウセンカズラは ふうせんを割って 種を見てハート型をしているので大喜び。 前回パパに連れられてきていた5歳のSみれちゃん、今日はママと参加。フウセンカズラの種がお気に入りでポリ袋にたくさん入れてご機嫌。「お家に帰ってその種を植えたら きっと芽が出てきて楽しいよ」って言ったら 「お水あげる~」だって。かわいい。 そのほか 目についた植物 スズムシソウ、ハグロソウ、ヤブラン、アケボノシュスランの葉 次の時間は10月17日本番の「激烈底抜け脱線ゲーム大会」の予備練習。 まずは職員さんが考えたゲームを 広場で・・・・ 何枚もの用紙に ヒントが書かれていて 各班ごとにヒントの紙を持ってきて そこに書かれている動植物を当てる。班ごとの3人が出てきて じゃんけんで勝った順から3枚、2枚、1枚のヒントを持ってくるが すべての用紙がなくなるまで 20回くらい続けたかな。 子どもたちはすぐ理解してゲームを楽しんでいたが 我々1班のサポーターは70代ばかり。最初、3人とも意味が分からなくて??? 困ったこと!! 次は部屋でまた班ごとに「鳥」「哺乳類」「爬虫

空を見上げる

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この作者は何て読むの?と思い 手にとったら 札幌出身と書いてあって 自分と同じところで育った人!と思い、それだけで読んでみようと借りることにした。(札幌出身といっても(1988年生まれで 私が札幌を離れてからだいぶたってから 札幌で生まれているのだけれど) このところ女性作家の本ばかり読んでいたが 「やえのとうま」さんという男性作家。 詠み始めたら引き込まれて一気に読み進んだ。 ハル君は小学6年生。  将来NASAのエンジニアになりたいと思って風船宇宙撮影を試みる。学校では孤立していて 誰とも話さず クリーニング屋をいとなむ両親との間もぎくしゃくしている。 小柄でかわいい転校生イリスが登場し ハルの幼なじみ三好との友情も描かれるが 意地っ張りのハルは 『努力しなければ夢はかなわない、でも努力だけではどうしようもない」ということもよく知っていて 「地球が青い、神はいない」ことを確かめたくて何度か失敗を繰り返しながら 風船ロケットを飛ばす。 エンジニアになるために幼いころから英会話まで学習し かしこいハルの頑固さが理解できなかったが 最後まできて「そういうことだったの??」と納得。 最後の方で 祖父(哲じい)だけでなく親の力も借りることになり これまで母親に感じていた気持ちが氷解していく場面、思わず涙があふれた。 地道な努力を続けるハルには拍手をおくりたい。