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1月, 2013の投稿を表示しています

小さな生きものたちの不思議なくらし 甲斐信枝さん

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私の子供たちが小さなころ 甲斐信枝さんの 『雑草のくらし』という本を読み それまで 「雑草ってどうしてこんなにあちこち生えてきて強いの?!」 って思っていたのが 自然界の素晴らしさ、不思議さに感動するきっかけになった。 今回 『小さな生きものたちの 不思議なくらし』 という本を読み 甲斐さんが どのようにして  じっくり植物や動物を観察し 記録し 絵本を製作したかが よくわかった・・・・・ ≪絵本は 子供の心を耕す文化の一つ ≫ ≪科学絵本は お子さんを自然界に誘う道具≫ 絵本の作り手として 大事にしているのは ≪対象物への興味と愛情から発して対象に近づき そのものから受けた驚きや感動を,絵と言葉によってお子さんに伝える≫    とある。 この中に コガネグモの絵本を作ろうと観察しているうちに じっくり観察しようと家で飼い お刺身を食べさせて その内容を絵本にした、ということも書いてあった。 クモを家で飼おうとしたところもすごい!   その絵本を 長野県のある保育園で子供たちに読んだら子供たちが興味を示し 戸外の散歩のときに クモをじっくり観察したり 窓や床にクモの巣に 模したテープを張ると ユニークな遊びをして楽しんだ、というような内容。

上手に年をとるための提案

図書館で借りてきた雑誌(昨年の一月号)婦人の友にこんなことが載っていた。 上手に年をとるために 3つの提案 (心療内科医の 梅原純子さん) ①マイナスからプラスという回路をつくること  年をとると、年をとらなくてはできないことを見つけることができる、  それは あれもできない、これ もできなくなった、という 喪失感をはるかに超え る、充実感のも とになる ②他人の評価や褒め言葉の必要のない 何か を 自分の中に育てていくことである    その 何か が、その人らしい人生の輝きを作っていく ③人生に一つ  初心者 になる 何か を加えること、今までやったことのない何かを加えると心に謙虚 さが生まれる。     初心者になることで新たな視点が生まれる。 これを読んで ③も何か考えた方がいいかな、って思う。 このところ あまり初心者になっていない・・・・・ 何がいいだろう??? ものをこれ以上増やしたくないので何かを作り出すような作業には取り掛かりたくない・・・ しばし 検討して 何かの初心者になろう!

涙の種類

朝刊にこんな投稿記事があった。 長い間飼っていた愛犬の最期を看取ってあげたいと 悩んだ末、習い事と二つのボランティアを休むことに・・・・ 初めは 気が ひけて 仮病をつかおうかと思ったそうであるが 正直に 「愛犬が・・」と伝えたら快く受け入れてもらい 「こころおきなく看病を・・・」 と言ってもらえた・・・・とのこと。 楽しかった愛犬との付き合いを思い出しながら背中をさすって流した涙と 皆の優しさに うれしい涙を流した・・・・と。 愛犬との別れは 本当にさびしい。 ずいぶん前に私も経験しているが 今思い出しても涙がにじんでくる。 少しでも一緒にいてあげたいと思う飼い主の気持ちは 犬を飼ったことのある人間ならよくわかる・・・・ この投稿者は きっと周りの人に対してもこれまで誠実に尽くしてきているのだと思う。 それで このように対応してもらえたのだろうから この人の人徳によるのが大きいと思うが 久しぶりに 気持ちが明るくなる内容だった・・・・

雪の 近江富士

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目が覚めると一面真っ白。 ちらちら 降り続いている。 今日は三上山に登りたいと思っていたのに・・・・とリビングの窓から眺めていたが いつものように 花緑公園側までは行かなくても 「頂上まで登って来よう」と 思いつき 車で出かける。 いつもなら 自転車も車もたくさんある駐車場にさすがに今日は車が一台だけ・・・・ 何度も往復する常連さんたちも 今日はあきらめているのか・・・ いつも走るように駆け上がり駆け下りている男性がちょうど 下りてきて 「滑るから十分気を付けてくださいね」とありがたいお言葉。 雪があるといつもとは全く違う景色に見え わくわく!!! 足跡もほとんどない道を 写真を写しながらゆっくりじっくり登る。 普段より慎重に歩いているので 今日はこけなかったーー。 こういう歩き方もいいなぁと思いながら 楽しんだ。 頂上からは何も見えなかったけれど 途中の見晴らしの良いところからは野洲市の家並みや田んぼが美しく見える。  楽しい~~~ 妙見堂跡付近 割岩(われいわ)登り口 頂上の鳥居二つ 野洲三上地区

部活顧問の暴力

大阪の運動の名門校の部活顧問の過ぎた暴力により 自殺事件が起こり 新聞をにぎわせている・・・・ 亡くなった少年のご冥福をお祈りする。 報道によると 30発も40発も叩いた・・というから 到底 愛ある叱責とは思えない。 教師が激昂してそれにまかせて 殴り続けたとしか思えない。 論外である。 ただ、残念なのは 死を選んでしまわなければ解決法はなかったのか…ということ。 例えば 極端に言えば 部活をやめる、または 学校をやめる、  そうはできなかったの?? 第三者にはわからないこともたくさんあると思う。 でも、 命と引き換えにしたのはあまりにむごすぎる。 両親にも話していたというのだから この少年の親子関係は決して悪くなかったのだろうし そこまで追い詰められたのはなぜなのか・・・・気の毒!もったいない! 思い返すと 昔S市の中学に通っていたころ、 担任の教師も暴力をふるった。 生徒を叱責した時の ふてくされた態度に腹をたてたのであるが あの時の往復ビンタは 決して生徒を更生させようとしたものでは なかった。 カーッとなった自分の気持ちを抑えきれなくて 10発を超えるビンタになった。 あれ以来 学校生活が嫌になり そのころのクラスメイトのことを考えるのも嫌だ。 小学校から大学までの友人の多くと 今でも付き合いがあるが その教師の暴力のせいで 中学時代の友達とは縁を切ってしまっている!!!

楽しい短歌

短歌は難しいことは分からない。 勿論俳句はなおさらわからない。 中学時代、 国語の時間に 上手に句を読む人がいていつも感心していたのを時々思い出す。 難しいことは分からないし、上手なのか下手なのか よい歌なのかはわからないが 素人が投稿している 俳句や短歌を詠むのは好きだ。 今の時期 「現代学生百人一首」 が楽しい。 その中で気に入った歌     ●過ぎてゆく高二の夏を止めたくて 朝顔一つ押し花にする   ●「おかえり」がこんなうれしい言葉とは初めて知った寮に入って 若いっていいなぁ ・・って思えた歌だ。 A新聞に掲載されていたので 許可なく 載せさせていただいたが 問題ないでしょうね。 そのほか こんな歌もあった   ● 「人間は生きていることが偶然だ」母の言葉に心打たれた   ●    ひっそりと 影で咲いてたなでしこが いまや日本の象徴となる

日本の伝統芸能!!!

歌舞伎は 日本が世界に誇ることができる 伝統芸能だと思う。 いつかは劇場でぜひ見たいと思っていた。 時間の余裕と お金の余裕ができたら・・・・ぜひ・・と。 十八代目中村勘三郎の話を何度かテレビで見ているうちにぜひこの人の舞台を一度見たいもの…と思っていた。 病に伏していることも知らないうちに 57歳での訃報。ショックだった…・ 「好奇心のかたまり」といわれ いろいろなことにチャレンジしていたのも知っている。 困難が待っていても苦痛が約束されていても 自分の身にふりかかる未来にあくなき好奇心をもっていた・・という。 「どうなるか分からないというのは ワクワクする・・・」と 食道がんで手術する前日のインタビューに答えていたというのだから その精神力は いかほどのものか。 癌がリンパに転移したことがわかり 生存率が数十%と伝えられていたというのに・・だ。 好奇心が旺盛だとしても 生命にかかわる手術を控えて このような言葉を残せるのはすごい。 やはり勘三郎さんの中では これまで精いっぱい生きてきたし 弱音を吐くより 運命を天に任せて堂々としていたかったのか…弱いところを見せるのは彼の辞書にはなかったのか・・・ それにしても 病に倒れなければ この先どのような 舞台を見せてくれたか・・と思うと 返す返すももったいない!

木霊(こだま)

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わが息子は 山に行くとほぼ必ずといっていいくらい 対岸に向かって 大声で「やっほ~~~」と叫ぶ。 国語辞典で調べてみた。 木霊 谺  (どちらも コダマ  と読む)  ①樹木に宿っているという精霊   ②山、谷などで声や音が反響して同じように聞こえること。 やまびこ。 だそうな~~~~ Wikipedia   では次のように記されていた。 山や谷の斜面に向かって 音 を発したとき、それが 反響 して遅れて返って来る現象を、山彦が応えた声、あるいは山彦が引き起こした現象 [1] と考え「山彦」と呼ぶ。その場合は 幽谷響 とも表記された。また、樹木の霊「 木霊 (木魂)」が応えた声と考え「木霊(こだま)」とも呼ぶ。 この時 4人が 向かいの山に向かって かなりの大声で「やっほ~」と。 耳を澄ませていたら 小学生の孫が叫んだ数秒後 かすかに 「やっほ~」と。 後の3人の時には全く何も聞こえなかった。 きっと どこかで誰かが答えてくれたのだろう♪ 向かい側にある山の高さがある程度なければ 木霊はかえってこないらしい。

勘違い

「昔はお正月には必ず百人一首だったよね~」とふと思いついて 百人一首の本を出して少し読んでみた。 秋の田のかりほの庵の・・・・ 春過ぎて夏来にけらし・・・ あしひきの山鳥の尾のしだり尾の・・・ 奥山に紅葉ふみわけ・・・・ 田子の浦にうち出でてみれば・・・ フンフン…この辺までは下の句までは言える~~~ やっぱり一度覚えたことは なかなか忘れないものだなぁ~~~ などと思いながら 解説など読み進むうちに ≪わが庵は都のたつみ しか ぞ住む世をうぢやまと人はいふなり≫ この句の しか は  これまでずっと 鹿 のことだと思っていた 『然ぞすむ(住む、澄む)』は「こんな具合にさばさばと心澄んで住んでいますよ」という意味だそうな~~~知らなかったなぁ 長年 勘違いをしていた。 こういう勘違いは きっと気が付かないだけで たくさんあるのだろうと思う。 そういえば小学校唱歌の「あかとんぼ」でも 夕焼け小焼けのあかとんぼ  ♪ ♪ 追われて みたのはいつの日か  ♪ これは  負われて   だということを知ったのも  成人してからだった。

雪だるま

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初詣に行った昨日の夕方は寒さが違うと思った… 風が体の中に染み渡るように ジンジン寒かった。 今朝起きると一面真っ白・・・・ 庭のマユミの実をいち早くヒヨドリが食べに来ていた。 リビングの窓から眺めているとちらちら雪が降るさまは なかなか風情がある。 孫たちが裏の河川敷に出ていき あっという間に雪だるまにした。 雪が少ししかなかったけれど 大勢で集めるとこんなにすぐ大きな雪だるまができるのか・・・・と 感心。 目や口や 手も 裏から取ってきて つけたよ! 孫は幼稚園で冬休みの思い出にこんな絵を描いたそうだ。