植物学者?かな?
世間では4連休という中で最も天気が安定していると思われる21日 4人で久しぶりに横山岳へ。
8時ちょっと前に登山開始。白谷本流コース。
キンミズヒキ、ツリフネソウ、ミズヒキソウ、、ミツバフウロ、サクラタデ、ツユクサはいたる所に咲いている。「花の山 横山岳」と言われるだけあって(もちろん春に比べるとずっと少ないけれど)どちらを向いても花がたくさん。
ツリフネソウ
ノブキ
フシグロセンノウ もう一か所たくさん咲いているところがあった。
クサギの花が咲きだしている。すぐこの後にクサギの巨木があり蕾がたくさんついていた。
ナベナ マツムシソウの仲間らしい。高さ1m以上になり全体に刺上の剛毛がある。上の方から垂れ下がっていて画像は逆さまになっている。初めて見た。
テンニンソウ
これは何かな?たくさんあるが名前はわからない
これも分からない
カリガネソウ 今回「きっとカリガネソウが咲いているだろう」と楽しみにしていたのでとてもうれしかった。 これまでには一度しか見たことがなく、小さな花だと思っていたが たくさん次々とあらわれ 草丈1mくらいある。花に顔を近づけたが 匂いはしなかったが 図鑑には 「全草 悪臭がする」となっている。でも淡いブルーでとても素敵な花だと思う
ジャコウソウ 一輪だけ残っていた
五銚子の滝をバックに ツリフネソウ 下手な写真でせっかくの滝の迫力が感じられないのは残念
サラシナショウマ
滝を過ぎてからしばらくの道は 急登で一歩間違えると滑落しそうなところなのでいつも緊張する。
何度も登っている山だけれど「滋賀県で最もしんどい山だと言われているだけあって やはりしんどいなぁ」と体力は確実に落ちているのを感じる。
トチノミがたくさん落ちていた。 UE氏によると大体1個しか実が入っていないそうだが 画像の実には3個入っている
モミジハグマ
モミジハグマの葉
アキチョウジ
カシワバハグマ
ハグマと名のつくものは 「キッコウハグマ」を知っているが いずれも繊細でかわいい。
ツクバネソウの実が落ち ガクだけ残っている
アキギリもあったが また後で写そう、と思っていたら 1本だけしかなくて結局画像はない(>_<)
イチヤクソウの咲きガラ数本あり、ヤマシャクヤク、ユキザサなどには実ができていた。
頂上付近まで来た時、二人連れが下山してきた。UE氏が「ここを下山するのは危険だよ」と注意したが・・・・女性の方は全く荷物を持っていない。「ごく初心者のようで あの人は下山できないのでは・・・」と最後まで我々は気にかかったが 戻ってきた様子もなく、・・・・
ちょうど3時間かかった。頂上には誰もいなかった。
昼食をとっていたら すぐそのうち3人組が登ってきて そのあとまた一人。
「お先に~~」と 東峰の方へ行こうとしたら 「お姉さん、さっき モミジハグマのことを話していましたが 画像があれば見せてください、オクモミジハグマというのもあり間違えている人も多いですから・・・」写真を見てもらった。 モミジハグマだった。
「僕は植物を観察しながら歩いているのですが」と 花の図鑑を見せてくれ「この本にはモミジハグマとオクモミジハグマが間違えて載っています」と そのページを開いて見せてくれた。オクモミジハグマの葉は 切れ込みが深いのだとか。「ブログなどは?」と聞いたら 「いえ~ パソコンもカメラも持っていなくて・・・」と。50代か60代の男性。奈良からこられたそう。 学者さん?でもパソコンを持っていない?? でも 一つかしこくなったようでうれしかった。
東峰へ行ったが 残念ながら白山は見えなかった。でもすばらしい景色の尾根だ。
下山は近畿最大のブナ林と言われる東尾根コースだが 登山道脇にずっと続くイワウチワの葉があるだけで 花らしいものはゼロ。 同じ山でも川沿いと尾根ではこうもちがうものか・・・・途中アサギマダラが2匹ヒラヒラ舞っていたけれど どこかにヒヨドリバナでもあるのかな?
さっきの学者さん(?)はこのコースを登ってきたと話していたが 花ではなく木々の観察をしてきたのだろう。
この下山コースは とにかく長い.林道に下りてからも2㎞くらい歩かなくてはならない。ゲンノショウコとミゾソバ、マツヨイグサが咲いていた。
ミゾソバ
駐車場近くでたくさんのみょうがを見つけゲット。近所に半分おすそ分けした残りでこれだけある。甘酢漬けにしようっと。
16,000歩余り歩いたが 頂上では 6,000歩にもなっていなかった。それだけ登りは急登だということかな?
コメント
コメントを投稿