主菓子（おもがし） 干菓子（ひがし）

９月に75歳で亡くなった樹木希林さんが出演する映画なので見てきた。
「日日是好日」


茶道の心得は全くないが　お点前などとても興味があった。


茶道の先生役の希林さん、やはりすばらしい役者さんだとあらためて思った。
季節に合わせた着物姿もすばらしいし、お点前もお見事。
立ち振る舞いもとても素敵で　亡くなったことをまたまた　残念に思った。
新聞の連載に　『今日までの人生、上出来でございました、これにておいとまします』と締めくくった希林さん！なんてすごい人！！
ご自分の人生を上出来！と言い切れるなんて・・・・・


主役の黒木華さんの着物もどれも素敵に着こなしていた。


茶道を通じて　女性の『自分探し』がテーマかな。
希林さんの　「おなじことの繰り返し、その中に　幸せがある」とのセリフがあった。
本当にその通りだと思う75歳の私。
二十四節季の中の　雨水　白露　大暑　立夏などの言葉も出てきて　　茶道の奥深さを感じた。
茶道と「道」がつくのが納得できた。
お茶室の掛け軸にも興味があり　書体や言葉の意味も考えながら見ていた。
そして　お茶をいただく前の　和菓子の素敵なこと！
帰宅してから　ネットで見たら　主菓子　干菓子の2種あるということが分かった。
最後のテロップで　「協力」であちこちの有名菓子店の名が流れたが　滋賀県内の菓子店名もあった。


ストーリー的には　何もないというか　大きな展開はなかったが　四季の移ろいを感じさせられ　見終わって　とても心落ち着いた映画だった。