薬効と毒性

賞味期限切れの緑茶があり そのまま捨てるのも‥と思い、白い木綿布を染めてみようと思いたった。
不織布に茶葉を入れた。
しかし液は薄緑になってはいるものの布は全く染まっていない。
草木染の時には木綿や麻などは 豆乳にしばらく浸してたんぱく化してから 染めるが これは今回 木綿そのままだから染まりにくいのも無理はない。


ふと思いついて クチナシの実を水に入れてみた。

あっという間に黄色に‥‥
加熱する方が浸出するだろうと 加熱して布を入れたら あっという間に布も黄色に…
なんだか楽しい。
布を一度乾燥させたら 水溶液の中で見るよりも少し薄くあせたようなのでもう一度新しいクチナシの実を浸出させて再度布を入れた。

定着剤は入れないでおこう。
水溶性なので 洗濯をするとだんだん色が薄くなるだろうが しばらくはこの色で楽しめそう・・


クチナシを入れてサツマイモを煮るとものすごくきれいな色になる。
クッキーなどのお菓子やラーメンの着色にも使われているらしい。
調べてみた。
クチナシの実の成分には カロテノイドがあり これは優れた抗酸化作用があり またアレルギー症状の緩和にも役立つらしく漢方薬にも使われているとか。
不眠にも効くらしい。
「抗酸化作用」と聞いて とびつきたくなったが しかし素人が多量に摂取するのは やはり危険。
多量に摂取すると毒性がこわい。

天然のものが必ずしも安全ではない、ということはよく言われること

やはり きんとんの時に2,3個使ったり たくあんを漬けるときに数個入れるくらいにしておいた方がよさそう。

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