緻密


となりの市で 伊藤若冲の「動植綵絵」西洋美術織 

若冲の代表作品を西陣織で掛け軸に再現した作品の数々が 三日間だけ無料で観賞出来る、というので見に行ってきた。

最近、若冲が脚光を浴び 展覧会が開かれると混雑でなかなか作品をゆっくり観賞できないという場合も多いらしい。
でもこの催しは あまり 宣伝が行き届いていないのか それほど混雑しておらず ゆっくり見ることが出来た。

画集で見る若冲の作品は確かにきらびやかで ものすごく緻密な画法、細かいところまで観察して書き込んだ作品ばかりで 感心するが 作品として「ものすごく好きか?」と問われたら「あまり好きではない」・・・・生意気だけれど・・・・・
すごいとは思うけれど 美術(芸術?)として ??
写真ではないのだから 正確に描くだけではなく・・・・若冲ファンの皆様、ごめんなさい。


若冲は鶏の絵が多い.トサカや 大きな尾羽が特徴的。
今回、気づいたことがある。
魚を20種近く実に細密にまるで図鑑のように描いた作品、魚の向きがすべて同方向。
雀が飛んでいる絵も全く同じ方向に飛んでいる。
蝶々も 羽をすべて同じ方向に向け  横から見ている絵なのに 模様がはっきり見えるように描かれている。
美しいモミジの葉もすべて同じ形!
わざとそうしているのかしら、鳥は列を作って同じ方向に飛ぶけれど 全く違う種類の魚が 同じ向きにそろっているのは??

芸術的なことをしっかり理解しているわけではないのに 偉そうなことを言ってしまったが「梅花皓月図」は素敵だった。
見事な枝ぶりに梅が咲き誇り それを輝かせている名月! この作品は素敵だなと思いながら鑑賞した。

 

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