癌  「本物」  と  「もどき」

若いころ 癌がとても怖かった。

ちょっと胃の具合が悪くなると 「もしかして?? 胃がん?」 と思って なおさら痛みが増し 診察を受けなければ 気が済まなかった。

それが 胃にポリーブが見つかり 大腸にも 特大のポリーブができ 続けて内視鏡で切除してもらった。
大腸のポリーブは そのままにしておくと ひょっとしたら癌化したかもしれない!とまで言われた。

その結果を聞いた時に「癌」という言葉が出て来たにも関わらず 平静を保って居られたのが不思議だった。



その後かれこれ20年たつ・・・・・

年をとると 病気になる可能性は ずっと多くなるはずなのに このところ なんだか「元気だから大丈夫!」と へんに自信!!ができてしまい 検診もあまり行きたくなくなってしまった。



以前から 慶応大の医師「近藤誠」さんの 考えを新聞記事や 雑誌の広告などで見ていたが
2013.12.15の朝日新聞記事に 「医者に殺されない47の心得」がベストセラーになったこと、
それで近藤医師と この考えに反対する第一線で活躍する 「腫瘍内科勝俣範之」の論戦記事が載った。



勝俣医師は 近藤医師の主張は一部患者に当てはまる「仮説」であるとする。

近藤医師は「自覚症状なければ 治療は不要」とする。

検診で早期発見されてもその時点で転移がすすむ「本物」と 転移しない「がんもどき」に分けられるというのだ。
本物は基本的に抗がん剤で治らず 手術はがん細胞の増殖を早める恐れがあるから治療は無意味だ、というのだ。


近藤医師の考えだと 何も自覚症状がなければ 検診など必要ないことになる。

「もどき」は転移しないから 治療の必要がないというのだ。

う~ん 悩む!

近藤医師の考えに賛成したいが ひょっとして早く見つかってさえいれば…などという状況に自分は絶対にならない!という保証はどこにもないからだ・・・・

 

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