教え

  ラジオ深夜便のストリーミングを聞いた
私が尊敬している 田部井淳子さんが いつも心にかけていること、それはリクゼンクン だという。


は? 何それ? と調べてみたら 

六然訓 と書くらしい

40年前 エベレストに初登頂して帰国した時に国際婦人年だったこともあり あまりにも周りが大騒ぎしていたことにびっくり。
それまで長年交流のなかった人からもちやほやされたらしい。

そしてその時のことを「パーティーの中でその時には私がたまたま健康状態がよかったから 登頂できたのであって 自分一人の力ではない」 確かにシェルパなどとともに行っているから自分一人の力ではない、のかも知れないけれど なかなかそうは言えないだろう。


しかしその時にシェルパとともに姉の家に泊まったが その和室にたまたまこの掛軸があり その時以来 この 六然訓の教えを 座右の銘にしているという。

その時にはもっとも得意澹然(とくいたんぜん) が 身に沁みたらしい 

六つの意味をここに記しておく


 
●自處超然(じしょちょうぜん)自ら処すること超然…事に臨んで、自分に関する問題には一切とらわれない
●處人藹然(しょじんあいぜん)人に処すること藹然…人に接するときには春風に霞がかかっているようなのんびりとした雰囲気でいること
●有事斬然(ゆうじざんぜん)有事のときには斬然…何か問題があるときには、きびきびと取り組む
●無事澄然(ぶじちょうぜん)無事のときには澄然…何も問題がないときには、水のように澄み切っている
●得意澹然(とくいたんぜん)得意のときには澹然…得意のときには、あっさりしている
●失意泰然(しついたいぜん)失意のときには泰然…失意のときには、ゆったりと構えている




下記のページには さらに詳しく 意味などが書かれていた。

http://budoningenryoku.com/人間力とは/4/.html



深夜便の中で田部井さんが話したこと、その中にこんな言葉があった。

いつも山に登る時には「よろしくお願いします」という気持ちで登りはじめ 帰りには山に一礼するのだという。



田部井さんほどの人が 毎回 そんな気持ちで山に対しているとは・・・・・
そのような人だからこそ いろいろなアクシデントにも オタオタせずに数々の偉業をなしとげてきたのだろう。

そうか~ 
山に行ける健康のありがたみを 毎回感じているし そして近くによい山があることに感謝もしているが そのようには考えたことがなかった。
これからは山に対して  折にふれ 「おねがいします」とか「ありがとうございます」 という気持ちを持つことができれば・・・と思う。
 

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