笑い

久しぶりのさらさら寄席。
文化小劇場にて。
開場の10分ほど後に行ったがもう半分以上埋まっていた。

最初は大喜利。
「正月」「羽子板」「いぬ」など。
大喜利にでていた【あっぷる亭おれんじ】さんは 市内の中学校英語の先生らしいが 根っからの明るい性格のようで 一言一言が楽しくおかしい。
暮れの京都新聞にとりあげられたよう。

落語は 前半 3つ 中入りを挟んで 後半3つ。

今回は この寄席初出演の 元女子大生の 落語が最も笑わせてもらった。
古典落語の「親子酒」を 「母娘酒」に 内容を少し変えたもの。
ご本人がきっとお酒をかなりたしなむ人だと思うが 悪酔いした母親や娘の口調が とても上手だったし 話のテンポもとてもよかった。

トリは プロ(?)の林家笑丸 さん。
どうもこの近江落語会の代表者の大学の落研の後輩で その縁で頼まれてきたらしい。
NHKの朝ドラ「わろてんか」に 2017年秋に二度出演したらしい、 チラッと映っただけらしいが・・・。
私は朝ドラを全く見ていないのでどのようなドラマなのか知らないが 一緒にいた二人とも「見ていない」とのこと。

2時から始まって 4時45分までで 観客がほとんど高齢者なので 4時くらいからはちらほら退席する人も・・・・
長い間同じ姿勢で座っているのも大変な人もいるだろうし 何より会場内がとても寒く
午前中も体育館で寒中訓練をしたみたいな私だったので ちょっと辛かった。
高齢者が多いので 2時間くらいがちょうどいいのでは…と思ったが主催者としては 盛りだくさんにして喜んでもらおうと思ったのだろうな~


年末の新聞に中野翠さんの「この世は落語」と言う本が紹介されていた。
中野翠さんは落語ファンで 落語に関するエッセイを多く書いているらしい。

ものごとには表と裏、そこと天井、さらにはぬけ穴すらあって  それを覗かせながら笑いに転嫁させる落語は 心の機微のわかるオトナになるための格好の教材。
損得より大事な物差しがあることを教えてくれる

落語と言うのは 日常のささいな「ある!ある!」という出来事を面白おかしく話し 語り手によって 聞いているものを楽しくさせてくれるものである、と言うのだ。

確かに 題材は どこにでもありそうな ひょっとしたら自分もしたことのある間違い、エピソードを 面白おかしく語ってくれるから楽しいのだと思う。
落語に出てくる人物は たいてい愚かでマヌケ(?)だが 憎めない人物が多いように思う。

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