名刺の肩書き

我が家は結婚以来ほとんど朝日新聞を購読している。
天野祐吉さん、なくてはならない人だった。

この頃はNHKのラジオ深夜便でも さまざまなゲストを迎えて対談しそれをストリーミングで
翌月に聞かせてもらえるのでとても楽しみにしていた・・・・・



それなのに 昨日の新聞に突然の訃報!

えーーーっ?ていう感じ。

肺炎で入院して間質性肺炎になり死亡したらしい。
すごく残念。

≪いまの世の中、「違いがわかる男」じゃないと、バカにされる。モテない≫
これが30年近く前のコラムの書き出しだったそうである。

【コマーシャル天気図】では 毎回「ところで話は変わるが…」という出だしで始めた。
すると読者から「話が変わる・・と言うのは何か話していてそれを変える言葉であって云々・・・」とクレームがついたり あんなふざけたコラムは朝日新聞の恥部である、とまで言われたそうである。
もちろん それには構わず 同じ調子でコラムを続けたという。
記事の中で「新聞を読むのに僕のところから読む人はいないでしょう、どこかほかの記事からこれを読むのであって・・・・」という ことも書いたらしい。

今日の朝日川柳
   ◎ 天気図を町の微風で書いた人
   ◎ 達人の鮮やかすぎる店じまい

           いずれも天野さんのことである。

最近は 名刺の肩書に 「隠居」と書いたという天野さんである。
隠居・・・・天野さんらしいな。

ご冥福を祈らせていただく。

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