ファンタジーの世界

藤城政治さんの影絵展に行ってきた。

数年前京都で開催された時にも見せていただいたが 現在89歳になられるのに
被災した陸前高田まで出かけてそこでデッサンして作られた作品もある、ということで
遠い大阪での開催だったが 出かけた。



大勢の人が…ということだったので開場の時間に合わせて入場したが やはり作品の前には大勢がたっていて説明文を読むためには 少し待って居なければならない・・と言うような場面もあった。

若いころ季刊誌「暮らしの手帳」をずっと購読していたこともあって ずいぶん昔からなじみのある作者だけれど 長期間にわたって このような細かい作品を次つぎと生み出し 現在も創作意欲に燃えておられることにまず敬服する。

京都で開催された時に見たと思われる作品はほんの数点。
私が忘れてしまっているのかもしれないが それ以降に作られた作品も多くあったので
とにかく 作品数が多い、ということだと思う。


とがった鼻、横向きの丸くて大きな目に違和感を感じる人もいるようだが 光を取り入れたカラフルで 夢あふれる作品はやはり見ていると感動する。
猫をはじめ動物や 小さいものがお好きなようで ある時期猫を30匹も買っていたこともあったとか・・・・
いろいろな場面に猫ちゃんが登場する。

そしてそして 小人をモチーフにした作品も数多くある。

「人は 皆小人を一人持っている
小人は人生のパートナー
誰にでも話しかけ 喜びも悲しみも分かち合ってくれる」とのコメント。


また 被災地の作品には
がれきの中から がれきを超えて 新しい未来が必ず生まれるでしょう」と・・・・・・。

こんな数かずのメッセージには 励まされた。


作品を見終わった後 売店では多くの人々が絵葉書や額を買い求めていた。
LED電球で後ろから照らし  より一層 作品のイメージに近い素敵な額、25万円ほど。
A3くらいのサイズだったが やはり そんなのは残念ながら買えない。

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