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精神力の強さ

何気なくラジオを聞いていたら  丹沢で40㎏ほどの荷物を歩荷している人の話だった。 高低差1200mと言っていたと思う。 日によっては 一日3往復することもあるとか・・・・・・ 今はどうか知らないが 定職についておられる頃からずっと続けているそうで 夜明け前から歩き出すとか。5000回達成だという。 ちなみに去年は 349回だとのこと。 60歳を超えておられるそうだが とてもお若い声で インタビュアーに「今後の目標は?」と聞かれたら「体の続く限りやりたいし 1万回をめざす」 と。 「自分が運んだ荷物で登山者の役に立っているのがうれしい」と。 すごい人がいるものだなぁ~~ 登山者と顔を合わせると 明るく挨拶するのがモットーだそうで この山の人気者で「チャンプ」と 呼ばれているんだって・・・・ 「丹沢のチャンピオン」と検索したら これまで3000回の時、4000回の時のにニュースになった新聞記事が出ていた。 出身は岩手県だそうで 宮沢賢治が目標とか。 たかだか432mの山に毎日来ている人を尊敬の目で見ていたけれど 上には上があるものだ。

土曜日の晴天

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朝食後、薬師岳(2926m)をめざす。 昨年は霧の中だったので 分りにくい道 !! と思っていたが 何のことはない、頂上まではっきりと道がついている、 尾根に出たら 風がきつかったが 頂上では一転、穏やかで文字通り360度の展望。 北アルプスの山々はもちろん 白山も、煙が出ている御嶽山も、そして富士山もはっきり見えた。 居合わせた人たちと「きれいですね~ 晴れてよかったですね~~」と。 ずっとここに座っていたい気持ちだった。 以前「薬師岳は 岩だけで魅力ない」と聞いたことがあったが 確かに 小屋から上はガレ場のようなところを登り 頂上付近にわずかな花が あるだけだけれど  こうやって遠くの山々がはっきり見えると 「いいところだなぁ~」としみじみ思ってしまう。 遠くに白山 薬師岳山荘も見えている いつまでもいるわけにはいかず 下山し 小屋においていたリュックを背負い、下りはじめる。 どちらを見ても良い景色だし 花々も一段ときれいに見え つい撮影してしまう。 ハクサンイチゲ ヨツバシオガマ キヌガサソウ タテヤマリンドウ 真っ白のタテヤマリンドウもたくさんあった イワイチョウ、コイワカガミ、ウサギギク,ダイコンソウ、ニッコウキスゲ 等々 太郎小屋から折立へ向かう時に 出会う人の多かったこと  !!!! 下界に近づくにつれ気温の上昇が感じられ 「あ~暑い暑い」と。 22日 あまりしんどくなく長距離を歩くことが出来たのは きっとあまり暑くなかったからだろう。 今日のような晴天だったら もう少し時間を要したかもしれない。 雨が続いた後の晴天で土曜日だからだろうが 来る!来る!来る! 中には ほぼ下りた12時近くに上がり始めてくる人もいて 「今日は太郎小屋まで?」とか聞きたくなったほど。 それにしても出会った人の半分ほどの人が太郎小屋に泊まるとしても  ぎゅうぎゅう詰めだろうなぁ。 畳2枚に三人とか四人とか・・・・ 大雨のなかの山行だったけれど 念願のいくつかの道を歩くことが出来たし そして何より二人とも元気で帰宅できたのだから シアワセ!というべきだろう。 22日ほぼ8時間 23日6時間 24日8時間半 25日6

青い空のありがたさ  ☀  ☀

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また雨。 しかし4時前後から次々と大きな荷物を背負って皆出発していく。 宮崎県のご主人が 「雨の中の楽しみを見つけて登りましょう」などと 言葉をかけてくれ 別れる。 売店にザックカバーを売っていたら 購入したかったが 置いてないそう・・・ しかし しばらくしたら 小屋の人が「忘れ物ですが よかったら使ってください」と 段ボールの中のザックカバーを出してくれ 夫と二人分お借りする。 ありがたい。 60代だろうか、女性が足を引きずって廊下を歩いていた、捻挫したのだそうで 昨日出会った男性もそうだと思うが 自力ではとうてい 下山できないだろう。 ご本人の無念さはいかほどか・・・・ 私たちの今日の行路はかなり長距離だが 雨の中、早出する気にもなれず 私たちはやっと(笑)6時過ぎに黒部五郎岳をめざす。 雨の中だけれど周りの景色にはうっとり・・・・しかし恨めしい雨。 やまないかな~ カール道を登って行くと  すでに頂上から下りてきた男性が 「もう少しで尾根です。そこから10分でピークですよ。でも申し訳ないけれど 真っ白です」だって・・・・・ 群馬の3人はこの後水晶岳へ・・と言うことで 途中でお別れ。 ありがとうございました。 短時間だったけれどご一緒出来て良かったです。 黒部五郎岳のカタに荷物を置き ピークへ。2840m すぐだと思っていたので最後の10分ほどが長かった~~~  2時間弱で到着。 真っ白 真っ白  晴れていたらどんな景色だったのかな。 カタから 北の俣岳方面への道へ。  石ごろごろの道。 北の俣岳には昨年太郎平小屋から登ってはいる。 何人かとすれ違う。 口々に「残念ですね~」と。 赤木岳(2622m)のピークは通らなかったが その巻き道は 巨大岩がゴロゴロしていて 濡れた岩の上を歩くのは大変緊張した。 そろそろ 北の俣岳に着くころと思いながら歩き 「あのピークかな」 などと何度も期待しては裏切られ しかしやっと 2661m北の俣岳ピークへ。 休憩して昼食をとっているとなんと 太陽が見え、あっという間に周りの景色が見えだした。 テンション、あがる~ぅ!!!!うれしい 山を歩くときに周りの景色が良く見えるときとそうでないときとの気持ちはこうも

雨 また ☂ ☂

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昨夜からの予報では 23日は☂だという。 しかし午後は回復傾向、というので 宿泊者の中でも 私たちの出発はほぼ最後くらい・・・・・ 合羽を着、歩き出してすぐキャンプ場のところで水を汲んでいると けがをしている男性に遭遇。 かなりの経験者のようだけれど 足の指を痛めたようで 踏ん張れない、と 大きな荷を背負い合羽姿で そろりそろり歩いている。 とても痛そう・・・・・・・ 「雲の平小屋に救援を頼んでこようか」と話すが 「そこまでは何とかして行くから大丈夫!」とというので心配しながらも 別れる。 雨は一向にやまない。  黒部の源流を渡る少し前のところの雪渓を渡るところで先行の男女二人と 私たちのすぐ後ろを来た男性3人組(後で聞いたところによると群馬県から、と)と一緒になり 通常のところとは違うルートを選んで7人で雪渓を超えた。 そしてそのしばらく後 源流を渡るところは水量がすごく多く 急流になっていて 男性3人のうちの一人が私にストックを出して もう一人は手を差し出してくれ 何とか渡らせてくれた。 そうでなかったら バランスを崩し 流されたかもしれない。 3人には先に行ってもらって 今度は我々二人が  うしろからゆっくり歩いてきた男女二人を待っていて 木にしばりつけたロープを 対岸へ放りなげ こちら岸まで引っ張った。 ひざ下まで浸かったので 靴を脱いで靴の中の水を捨てたけれどびしょ濡れ。  そこまで濡れるとその先、川のようなところを歩くのも逆に気にならずに 歩けた (ー_ー)!! イワギキョウ ムシトリスミレ イワオウギ ヨツバシオガマ 三俣山荘に着いたら先の三人が休憩しておられ 先ほどのお礼を・・・・ 昼を過ぎても一向に雨はやみそうもなく 三俣蓮華岳(2841m)を越え、黒部五郎小屋へ。 靴や靴下が濡れているのは分かっていたが 着いてみたらリュックの中すべてが ずぶ濡れ。 どうやらザックカバーが古くて 防水効果がなかったらしい。  ザックも全く防水作用はないようで・・・・・ 中の防水袋に入れてあったもの以外 たっぷり水を含んでいた・・・・・とても情けなかった。