「ない」  「ない」  「ない」

収入が著しく少ない
十分な貯蓄がない
頼れる人間がいない

という三つの「ない」の状態を 下流老人というらしい

これら三つがない状態だと あっという間に 貧困に陥る危険性があるというのである。

下流老人」とは 朝日新聞社から出版された本の題名で 藤田孝典氏の 造語らしい。

今までは家族がいたし 地域の助けがあったし、預貯金にしても 今のように目減りする時代ではなかったことで 最近の我が国の状況は 予想外のことが次々起きている。

日本の政策の異常さを指摘している。

先進国では当たり前の社会保障の基本になるような政策を何もやっておらず 最低保障年金制度はなく  医療費の窓口負担〇(ゼロ)もない・・・・・・

政治家が本当に国民一人一人のことを考えていれば どうにかなるはずだが 今の政治家をみていたら 自分たちのことだけ考えているように思えてならない。

「女性が活躍出来る社会」と言っても 子供を預かる場所が少ない、預かっても働く賃金より保育料の方が高ければ 働く意欲も無くなるだろうし  大学の学費も異常に高く アルバイトをしなければとうてい学生生活を送れない、という学生も数多くいて その対策を考えるどころか まだ学費を上げようとしている!

それで『一億総活躍社会』などといっても それどころか『一億総老後崩壊』が起きてきている。
これはいまの高齢者の問題だけではなく 今の若者の4割が非正規雇用で 貯蓄もあまりできないだろうし 彼らも下流老人予備軍になるのは目に見えている。
将来の年金も当てにならなければ 働く意欲も無くなるし 結婚して家庭を築く意欲も無くなってしまうのではないだろうか・・・・





先日同世代の人と 周りに数多くの未婚者がいる、と話した。
明るい未来が見えてこないので新家庭を築けないのは当たり前・・・・と。

高度成長の良い時代に過ごしてきた我々が 自分たちの子供や孫の世代に 豊かな未来を残してあげられなかったことに 申し訳なさがいっぱい・・・・



「低所得年金者に年間3万円給付」とか、「最低賃金引き上げ」とか  最近言い出したが それって人気とりの何物でもない、選挙が近くなったから票集めをしたいだけでしょ? 安部さん わかってますって・・・・ いつも上辺だけの言葉だし、「丁寧に説明する」と言っていることさえ 守っていないのだから・・・・もういい加減  ウンザリ ウンザリ


今読みたいのは この「下流老人」の本と 浜矩子さんの「アホノミクス」 それと101歳の報道写真家笹本恒子さんの「好奇心ガール今101歳」という本である。

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