8歳の女の子

語り手の女性は 小学3年生の時の下校時に 50代酔った男性に無理やり引っ張られ ビニールハウスの横で性的暴力を受けた、という。

淡々とした口調のその話しを聞きながら 何度か 涙が出そうになった。

今回の話しもまた、ラジオを聞いている時のことである。


通りがかりの人が110番通報してくれ 犯人は警察に捕まったらしいが クラスの友人にも自分が被害にあったことを知られ その後長期にわたって  「自分はもう生きている価値はない」などと思いつめたり 男性の側に行くと 震えがきたり・・・・・
女性であるが故にそのようになったのだから・・・と 一時は自分を否定してしまった時期もあったらしい。

過呼吸症、フラッシュバッグ、対人恐怖症など様々な 困難をくぐりぬけてきたらしい。
非行に走ったり 自殺未遂も・・・・・

しかし 成人になり おつきあいした男性に  「隠し事をしてはいけない」と決心し 思い切って ありのままを伝えたら 「かわいそうに・・・・」と理解してくれたそう。
それともう一つ とても素敵な言葉かけをしてくれたそうなのだが 私は今  どうしてもその言葉を思い出せない、残念! 
すごく思いやりのある言葉で聞いた途端 涙があふれ出たので あらためて思い出そうとしてもなんとしても 出てこない!!
何とやさしい心の男性よ・・・と感動したのだけれど・・・・



その後二人のお嬢さんに恵まれたが 長女が3年生になった時に 下校時になると 「娘も被害にあうのでは・・・」との不安から またパニックを起こし ヒステリー状態にもなり 薬も欠かせないように・・・・

その長女にも子どもにわかるように 本当のことを伝えると「ママ、かわいそう・・・・・」と同情されたとか。

 その後 ご自分の経験を誰かの役に立ててもらえれば・・・・と講演なども行っていたが ある時、地方新聞社から 「実名で連載記事を・・・」との依頼があったそうで まず家族にそのことを伝えると 夫は理解を示してくれたけれど 母親には大反対された。

そして長女には 次のように言われ すごく叱られた、そう。
「ママ、 どうして悩んでいるの? ママは何にも悪くない! 堂々と名前も公表してほしい」と。
その時に長女は高校2年生だったそう。





性暴力サバイバー という言葉を初めて聞いたが 当事者として多くの人にその経験を伝えているという。

そして 「人間は誰かの役に立つという 使命を持って生まれてきていると思う。 この私の経験の話しを聞いて 役にたつ人がいれば・・・・・」   「過去にどのようなことがあったとしてもどのように生きるかは自分で決められる,  未来をどう生きるかは自分次第 」と 話を結んだ。


辛かったことを話すのに 静かな口調で よどむこともなく 話しておられるのを聞いて 「よいおつれあいさんに巡り合えてよかったわね」 「大変な経験を  人の役にたつなら・・・・と話すあなたはすばらしい」と しみじみ思った。





この暮れ 私の小学2年の孫娘が新幹線でやってくる。
6年生のお兄ちゃんと一緒とはいえ 親がいないで二人だけで来る数時間はやっぱり心配。。
新幹線内は ある意味限られた空間なので そのような犯罪は起きにくいとは思うが やはり女の子は 不安が残る。 
二年前 小4の男の子孫が一人で来た時にも心配したが その時とはまた違う意味での不安があり 心配している。 


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