仕掛け

世の中には いろいろなルールを守らない「困ったちゃん」がいるが 大阪大学の松村教授は
ちょっとした人の心理を巧みに分析し、社会の問題解決につなげようと研究にいそしむ第一人者

シカケラボ」というゼミをつくり 学生たちとの雑談の中から ヒントを得 アイディアが浮かび 試行錯誤しながら 世の中にもいくつか広められているらしい。

例えば 「ごみのポイ捨てをやめよう」といくら声高に言っても なくならないポイ捨てを減らしたのは ゴミ箱の上に バスケットゴールをつけたもの・・・・まるでシュートを楽しむかのようにゴミを捨てていくとか

それから 大阪のある駅で エスカレーターがあまりに混雑して事故を起こしかねないので 駅員さんが「横の階段もご利用ください」といってもいっこうに解決しなかったが 階段を上がった上の天井に 「巨人ファンはこちら」「阪神ファンはこちら」と大きく描き そこを通った人の数をカウントするメーターを設置したら ずいぶん多くの人が階段を利用するようになったとか

「アンケートにご協力ください」といっても そっぽを向かれることが多いが アンケートに記入した紙を挟むとそれが紙飛行機に折られて 飛んで出てくるなど・・・


仕掛学は、人の行動を変える「仕掛け」を対象にした新しい学問分野。
仕掛けを施すことで問題が解決する。それに加えて、自分も楽しんで行動することができる。仕掛けは一石二鳥をもたらしてくれる、面白いアプローチ方法だと思う。
仕掛学などと言う分野はこれまで知らなかったけれど 発展途上の学問だというが こうしてアイディアが形になっていくって素晴らしくてうらやましい。

強制するわけではないのに人間の心理にはたらきかけ 知らず知らずのうちのそのような方向に行っているというところが魅力的。

いろいろなアイディアを見るとなるほど!!と思うところが多いが 10考えてもそのうち9つは失敗するとか・・
あちこちいろいろなジャンルのところから 困っていることを解決したくて相談を持ち掛けられるようだけれど それを悩みながら考えるのが楽しい、とは松村教授の弁。







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