どこの誰にでもわかる言葉!!!


まど・みちおさ 享年 104歳

代表的な 「ぞうさん」をはじめとする まどさんの詩は小さなものに慈しみの目を向けている。

「トンチンカン夫婦」という詩では 91歳の自分は 靴下を片足に2枚重ねて履き もう片方がないと騒ぎ、84歳の妻は コメの入っていない炊飯器にスイッチを入れる、そんな日常を

≪おかげで索漠たる老夫婦の暮らしに 笑いは絶えずこれぞ天の恵み≫

こんな風には 凡人には なかなか考えられないなぁ
【おならはえらい】
  でてきたとき きちんとあいさつする
  世界中の どこの誰にでも わかる言葉で・・・・

このようなユーモアをもっていれば 毎日が明るく楽しいだろうなぁ


また、次のようにも言っているそう・・・・・
「現在を肯定的に見ることができる人は幸せだと思います。何か問題があるとして、それをあれこれと考えたり、大騒ぎをしていてどうなるわけでもありません。心配をすることはもちろんありますが、明るい気持ちでいたいのです。つらいことを明るく見ようとするのは、難しいといえば難しいのですが、私のいうところの神様、天然、自然の現象の中にその問題を置いて眺めると、なんとなくホッとするところがあるんです。ちょうど、オーロラが光るような感じがスーッとして、涙を誘うような気持ちになるのです。そういうことを、朝夕といろいろなことを思い出しながらお祈りしています。
 では否定的に見る人は不幸かというと、その人はその人なりの別の考えがあるかもしれません。私とその人は正反対だからといって、その人はダメだということはありません。」
 狭い家の中で、相手の行為をあれこれ考えて、悩んだり怒ったりしたくなったら、空を眺め、木々にふれ、星を見つめる、  天然、自然の現象の中にその問題を置いて眺めると、なんとなくホッとするところがあるんです。ちょうど、オーロラが光るような感じがスーッとして、涙を誘うような気持ちになるのです。そういうことを、朝夕といろいろなことを思い出しながらお祈りしています。」

『人生処方詩集』  では
   たのしみは?   クーテネール
   すきなさくは?   オナラハエラーイ
   まだかくき?  シンダラヤメール






次のような詩も見つけたので コピーしておく

よかったなあ
      まど・みちお

よかったなあ 木や草が
ぼくらの まわりに いてくれて
目のさめる みどりの葉っぱ
美しいものの代表 花
かぐわしい実

よかったなあ 草や木が
何おく 何ちょう
もっと数かぎりなく いてくれて
どの ひとつひとつも
みんな めいめいに違っていてくれて

よかったなあ 草や木が
どんなところにも いてくれて
鳥や けものや 虫や 人
何が訪ねるのをでも
そこで動かないで 待っていてくれて

ああ よかったなあ 草や木がいつも
雨に洗われ
風にみがかれ
太陽にかがやいて きらきらと

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