長野県神城(かみしろ)断層地震
この11月22日 長野県に震度6の地震が・・・・
やはり日本では 大きな地震が起こる可能性がどこにでもある、ということを痛感させられる。
けが人は出たが 幸いにも 死者はいなかったそうである。
東日本大震災以来、地域住民とのつながりということが叫ばれているが 今回 ここの地域の住民の情報(どこに誰が…一人暮らしはどこに…etc.)を 自治会が把握していたことも大きく 近所がお互いに助け合った、ということも人的な被害を最小限にとどめた理由らしい。
他の地区でも学ぶべきだと思う。
俳人小林一茶は北信濃の出身だそうである。
そんな故郷の11月を〝冬枯れに向かう寂しい季節” であると書簡に記しているらしい。
白いものがちらつけば人々は口々に罵ったそうで
初雪やいまいましいというべき哉
という句を残している
今回の地震により 冬に備えて集落が冬支度を始めるころに住みかを失くした方々の 失意を察するに余りある・・・と 今朝の新聞に載っていた。
本当にそうである。
私が北海道出身というと「いいねぇ~」という人が多いけれど 観光に行くには申し分ないところだけれど 実際住んでみると冬の厳しさはいろいろな意味でとても大変。
生活費だって よけいにかかる。
それでも住み続けている人は耐えて耐えて 暮らしている。
北海道が大好きで離れない人がいるのはもちろんであるが・・・・
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去年、白馬3山に行くときに 友人のペンションにお世話になった。
今回の地震では 白馬村でも震度5だという。
心配でたまらず 電話してみた。
明るい声で「みなさんに心配していただいていますが 大丈夫です~ こわかったけれど ものが落ちてきたくらいで 何ともなかったわ~ まだ余震が起きるので 倒れたものもそのままで・・・・」と。
良かった~良かった~
うちの息子と同学年の娘さんがいる女性の経営、ペンション建設中に 同志であったご主人を亡くされ
でも 白馬にその後もずっと住んでおられ 昨年野洲の住居もひき払った。
ペンション脇にたくさんの薪がきれいに並べられていた。
野洲にいるころからのスキーの友人たちが秋になると来てくれ 薪などの世話もしてくれるらしい。
彼女の人柄だと 皆役に立ちたい、と思うのだろうな・・・と思う。
去年7月 夫と二人で泊まらせてもらったが 心のこもったたくさんの料理で もてなしてくれ、次の日には 前年大雪渓を登り白馬,雪倉へ行ったことを知っていたはずだが 雪渓の途中までの夏道に同行してくれた。
泊まった人と一緒にこうして登ることが多いらしい。
今年は私の友人二人が 「ゆっくりしたい」と 同じペンションに3泊した。
猿倉まで迎えに来てくれたそうである。
「すごく良かった~、来年も行く~」と二人ともとても喜んで報告してくれ 紹介した身としても喜んでもらえてうれしかった。
ペンションの各部屋には 山渓の雑誌の表紙を飾る版画家の 版画が額に入って飾られ、図書室には山や高山植物の本がびっしり。
彼女の色鉛筆の花の細密画も見せていただいたが すばらしい。
滞在していた人のお礼状(それも絵手紙!)には 「おかみの飾らない人柄に気分がすっきりしました。 またぜひ行きたい…」などと書かれていた。
コンビニなどは 車でそう遠くない距離にあるものの、 他には何もない場所だけれど
ある意味、精神的に とてもリッチな生活 だ…と感心した。
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