春を探しに?


今冬の寒さは異常、記憶にある限りでは これだけ寒い日が続いたのは初めてのような気がする。
「数年に一度の寒波」が 何度も続き とにかく気温が低い。
日本海側は記録的な大雪で 近県の福井では 日に何度の雪かきをしなければならないようで 映像をみながら 「雪が降らない滋賀県はましなのか・・・・」と思ったりしている。

自然観察の森の講座の日。
テーマ「春を探しに」
しかし 今も冬型気圧配置でさらに日本海側には大雪に対する警戒情報がだされている。
何んと出かけるころになって冷たい雨が降ってきた。
例によって 森へ行く日には カイロを背中に張り厚着をして出かける。マフラーもしっかり巻き インフルエンザが流行っているのでマスクもして・・・・

時間になると熱心な子供たちは続々集合。彦根から来ている6年生も遅れず到着。


まずは「冬芽の観察」
コブシ冬芽(麟芽)
トチノキ冬芽
拡大
トチノキ冬芽(麟芽)
枝をひいておろしてもらって撮影
トチノキ冬芽は存在感大。
特徴的な顔をしているし 触ってみると樹脂でベタベタしている。

あじさい冬芽(裸芽)
枝を引っ張っているので向きは反対になっている
あじさい  拡大
コナラ


ヤツデの冬芽

子どもたちと「植物は偉いよね~」と言いながら歩いたが もうコセリバオウレンがちゃんと咲いていたし、 ザゼンソウも水の中から何本も顔を出しかけていた。
春が近づいているということだ。

茶の実
茶の木の実
茶はツバキなどと同じ仲間で
花も白いがよく似た形をしているし
実もツバキと同じ形をしている

茶の木からは ティーオイルが採れる。これはツバキ科の植物だから当然かもしれないが
美容と健康にとても良い油だそう。
茶業界の高齢化により 茶が生産されにくくなっていく中で新たな産業として ティーオイルが注目されているらしい。


いったん講座室に戻り体を温めてから 今度はめいめいがポットとシャベルを持ち 実生を体験。

モミジの大木のそばへ行き 周りの地面を目を皿のようにしてみて 実生苗を見つけ 各自鉢植え。
最初はわからなかった子どもたちも目が慣れてくると 「これがそうかな?」「これがいいかな?」などと言いながら 探し出し 周りの土を落とさないように植えている。
基本的にここへ来ている子どもたちはこういうことに興味を持っているので「水やりは?」「カンカン照りの方がいいの?」などと質問してくる。
「くっついていたので3本植えてしまった~」という子に「その鉢に3本は育てられないからある程度大きくなったら 元気の良い1本だけにした方がいいよ」というと「じゃぁ、捨てることになる2本がかわいそうだから 最初から1本だけにするわ~」
かわいいこと、言うな~



せいぜい10㎝くらいの丈だから見えるかな?



「イチゴが食べたいから私はフユイチゴを植えたわ~」などという子もいてかわいらしい。





追記  2,018.3.28





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