居場所を作る
私は見ていないが NHKテレビで2011年 2013年 2017年 に放映されたらしいが
【40年にもわたって 無償でご自分の自宅アパートを開放して おなかをすかして万引きなどに手を染める子どもたちに食事を提供する女性】のことを 8年間密着取材したディレクターの 本。
子どもたちからばっちゃんと呼ばれているこの女性は1980年に保護司になったが 年齢制限により保護司でなくなってからも 行き場のない子供たちのためにずっと手づくりの食事を作り続けている、という
「お帰りと言って抱きしめたら 子どもは必ず立ち直れる」との信念のもと 自分のところへ来る子供はどんな子も拒否せず 夜中の2時とか 4時とかにに訪ねてきても 文句も言わず 迎え入れ 食事をさせる。
卵焼きの好きな子にはたくさんの卵焼きを作って待っているし、カレーがいいという子にはカレー、肉じゃががいいという子には肉じゃが…と。
暴行、万引き、器物破損など法に触れる行為をした子供は 警察に捕まった後 家庭裁判所で審判を受け、『どうやったら更生できるか‥」ということに重点がおかれるのだそう・・この部分は大人とは違う扱いだという。
このばっちゃんこと中本さんは 「子供をたちなおさせる極意」として「朝ごはんが大事」と力説する。
この記者は 中学時代評判のワルだった少年が ばっちゃんのところへ通い続け 更生し中学卒業後 ばっちゃん宅でご飯を食べている背後から話しかけ
記者 「なんで悪さをしないようになったの?」
少年 消え入るような小さな声で 「裏切りたくないけん」
そのあと大きめの声で 「ばっちゃんと約束したし よくしてくれるけん」
「裏切りたくないけん」
私は 夜 布団の中でこの本を読んでいたが 涙が頬を伝わった。
この記者が 初めて目にしたばっちゃんと少年たちの現場だそう。
とにかく非行に走る子どもたちは 満足に食事をさせてもらっていないことが多い、ということに気づき 料理好きな中本さんは 家へ来た子供たちはだれでも食事をさせ、話を否定せずにじっくりと 聞いてあげる というスタンスで40年以上にもわたって こういう活動を続けている。
子どもたちは電話してからばっちゃん宅を訪問することになっているらしいが 夜遅かったらそのまま訪ね コンコンとたたいて起こし 暗かった部屋にパット電気がついて
「はらへった~」と何かを食べさせてもらうという。
そういうときも自分の家には帰りたくなくて ついばっちゃんのところへ来てしまうという。
ばっちゃんは眠くてしんどいが 悪いことをして警察に捕まり呼び出されてタクシーで迎えに行くより 自分のところに来てくれる方がマシ…と言っているとか。
すごくびっくりしたのは 暴力団関係者の子どもたちともかかわりを持っていること、そういう子供にでもおなかがすいていたら 同じように食事をさせ、悩みも聞いているとか。
「居場所が大事 自分をさらけ出せる場所が・・・」と。
登場してくるのは少年が多くて少女が少ない、と思ったが 援助交際などで食べさせてもらっていることが多いので 少女は少ないのだそうで その点はショックだ。
中本さんの素敵な言葉
子どものかおを見よったらね、せんにゃおれんようになる。この子らの顔を見てごらん。来た時にはおなかをすかした顔よ。帰るときには生き生きしとるじゃろ。食前と食後の顔、あれを見るとせんにゃいけんと思うよ。
で、かわいいじゃろ、そう思わん? あどけないじゃん。 食べた後の顔見てよ、ものすごくおだやかじゃろ。
広島のマザーテレサと言われている中本忠子さん。
またこの広島弁がなんともいえんな~
【40年にもわたって 無償でご自分の自宅アパートを開放して おなかをすかして万引きなどに手を染める子どもたちに食事を提供する女性】のことを 8年間密着取材したディレクターの 本。
子どもたちからばっちゃんと呼ばれているこの女性は1980年に保護司になったが 年齢制限により保護司でなくなってからも 行き場のない子供たちのためにずっと手づくりの食事を作り続けている、という
「お帰りと言って抱きしめたら 子どもは必ず立ち直れる」との信念のもと 自分のところへ来る子供はどんな子も拒否せず 夜中の2時とか 4時とかにに訪ねてきても 文句も言わず 迎え入れ 食事をさせる。
卵焼きの好きな子にはたくさんの卵焼きを作って待っているし、カレーがいいという子にはカレー、肉じゃががいいという子には肉じゃが…と。
暴行、万引き、器物破損など法に触れる行為をした子供は 警察に捕まった後 家庭裁判所で審判を受け、『どうやったら更生できるか‥」ということに重点がおかれるのだそう・・この部分は大人とは違う扱いだという。
このばっちゃんこと中本さんは 「子供をたちなおさせる極意」として「朝ごはんが大事」と力説する。
この記者は 中学時代評判のワルだった少年が ばっちゃんのところへ通い続け 更生し中学卒業後 ばっちゃん宅でご飯を食べている背後から話しかけ
記者 「なんで悪さをしないようになったの?」
少年 消え入るような小さな声で 「裏切りたくないけん」
そのあと大きめの声で 「ばっちゃんと約束したし よくしてくれるけん」
「裏切りたくないけん」
私は 夜 布団の中でこの本を読んでいたが 涙が頬を伝わった。
この記者が 初めて目にしたばっちゃんと少年たちの現場だそう。
とにかく非行に走る子どもたちは 満足に食事をさせてもらっていないことが多い、ということに気づき 料理好きな中本さんは 家へ来た子供たちはだれでも食事をさせ、話を否定せずにじっくりと 聞いてあげる というスタンスで40年以上にもわたって こういう活動を続けている。
子どもたちは電話してからばっちゃん宅を訪問することになっているらしいが 夜遅かったらそのまま訪ね コンコンとたたいて起こし 暗かった部屋にパット電気がついて
「はらへった~」と何かを食べさせてもらうという。
そういうときも自分の家には帰りたくなくて ついばっちゃんのところへ来てしまうという。
ばっちゃんは眠くてしんどいが 悪いことをして警察に捕まり呼び出されてタクシーで迎えに行くより 自分のところに来てくれる方がマシ…と言っているとか。
すごくびっくりしたのは 暴力団関係者の子どもたちともかかわりを持っていること、そういう子供にでもおなかがすいていたら 同じように食事をさせ、悩みも聞いているとか。
「居場所が大事 自分をさらけ出せる場所が・・・」と。
登場してくるのは少年が多くて少女が少ない、と思ったが 援助交際などで食べさせてもらっていることが多いので 少女は少ないのだそうで その点はショックだ。
中本さんの素敵な言葉
子どものかおを見よったらね、せんにゃおれんようになる。この子らの顔を見てごらん。来た時にはおなかをすかした顔よ。帰るときには生き生きしとるじゃろ。食前と食後の顔、あれを見るとせんにゃいけんと思うよ。
で、かわいいじゃろ、そう思わん? あどけないじゃん。 食べた後の顔見てよ、ものすごくおだやかじゃろ。
広島のマザーテレサと言われている中本忠子さん。
またこの広島弁がなんともいえんな~
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