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5月, 2019の投稿を表示しています

ボランティアとは

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進行性筋ジストロフィーという難病を患っている鹿野靖明さんは 小6の時に発症し18歳の時には足の筋肉の衰えにより 車いす生活となる。 32歳の時に 拡張型心筋症との診断を受ける。 札幌市在住。 以来 一人では何もできず常に誰かの世話にならなければならなくなるが 『 生きたい 健常者と同じ生活をしたい 』という 強い思いをもち ボランティアに24時間体制で付き添ってもらいながら 「親に負担をかけられない」という思いから  自立 しようとする。 ボランティアの募集も 自ら車いすに乗って出かけ、チラシを配り 学生や主婦その他様々な人とかかわりあって 葛藤しながらも 過ごしていく。 体位交換も常に必要で 慣れないボランティアに 「へたくそー帰れー!!」など悪態をつきながらも 延べ数百人のボランティアとかかわっている。 この本の題名は 寝つきの悪い鹿野さんに夜中でも「あれせー これもしてくれー」と言われながら関わってきた ボランティアの声である。 「ジュース飲みたい」「週刊誌を買ってきてー」「たばこー」と次々 要求してくるが それが「ワガママ」というものかどうかということも  ボランティアたちも 考えるようになっていく。 「どうして自分がこの人を介助するのか」など たえず自問自答しながら 関わっている。 あまり詳しくはわからないが 筋ジスとは 徐々に進行し、その患者さんは 「申し訳ない」「ありがとう」という気持ちで 世話してもらっているイメージだった。 鹿野さんは違う。 『 生きたい、死にたくない、当たり前の生活をしたい 』という気持ちを前面に出し 要求し 新しくボランティアになる人にご本人自らが 体位交換の仕方や 痰の吸引の仕方を指導している。 ボランティアたちも「なんで文句言われるんだ」と傷つきながらも 次第に心通わせ 卒業後福祉関係の仕事につく人も大勢いたり また『 生きる意味 』を学んだりしている。 鹿野さんは アメリカに行きたいため 英検も受けている。この意欲!すごい。 ボランティアに来る女性に何度も恋もし、失恋もする。 介助してもらって生活していることをのぞけば 全く健常者と変わらない。 「 どんなに重い障害があっても 人工呼吸器をつけていても当たり前に暮らせる世の中にするために頑張る」と。 満42歳で 

表年 裏年

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今年は ツツジ類の花はどれも咲き方が少なかったように思う。 タケノコや果物に 表年裏年があるように 山の花も とてもたくさん咲く年とそうでない時があるようだ。 12日と同じ千草街道を歩く。 ギンランがあっちにもこっちにも・・・・ 行きと帰りで24個見つけたうち 6個は蕾なしや咲き終わり。でもそれ以外は 咲いており たくさんあって感動。 ユウシュンランも12日のと違う場所で見つけた。 ギンランとの違いは花が開きかかっているし 葉のつき方も違っている・ ユウシュンラン しかし 12日には確かにキンランがあったはずの場所には キンランは見つからず 別の場所では 今にも咲きそうなキンランを2か所見つけた。 キンラン2株 ピンボケだけれど 右の方は黄色な蕾がはっきりわかった。 このところ暑い日が続いているので ヤマシャクヤクは跡形もなくなっており 杉峠近くにあったワチガイソウも 跡形もなくなっていた。 ルイヨウボタンだけは一つだけ残っていた。 杉峠から イブネ(1160m)へ。 去年は杉峠からイブネの方をのぞいたら 真っ白に見えたくらいシロヤシオが咲いていたのに 今年は裏年、木はたくさんあるのに 咲いているのはほんの数本。 シロヤシオほど極端に表年と裏年の木はめずらしいように思う。 2本だけは 花つきもまあまあ多かった。 シロヤシオ イブネはアセビの新芽の色がいろいろあって楽しめた。 「アセビでもなんでも茂っていたらいい、山は崩れないし 鹿よけにもなるし・・・」と。 その通り。 アセビの茂っている間のササはすごく元気に伸びていた。   帰り 林道わきに イチヤクソウの蕾を見つけた。 これまで気づかなかった。 イチヤクソウ 各地で30℃を超えたらしいが 山の中にいると さわやかな風と沢の流れの音で 気持ちの良い一日だった。 約32000歩

オオイワカガミの群落

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急に気温が高くなってきた。 大阪では一週間くらい夏日が続いているそう・・・ 武奈ヶ岳(1214m)へ               ===神璽ノ滝 ===神璽の谷 ===北比良峠 ===八雲が原 ===        武奈ヶ岳 ===ワサビ峠 === 中峠 ===金糞峠 ===イン谷口 === 前日の雨で 神璽の滝の水量はものすごく多かったし 帰り道の渡渉地点(10回近く)では 水量が多いので緊張して渡った。 花は期待していなかったが それにしても少なかった。 ただ 今回神璽の谷のルートに違う道が出来ていて そこには おびただしい数の オオイワカガミがあった。  少し盛りを過ぎてはいたが とにかく大量にあるので きれいな花もあったし 色の種類も豊富。 ドウダンツツジは ほとんど蕾 アカモノも蕾。 それも株の数が少なくなっているように感じる。 アカモノ ほとんどこんな蕾 ほんの少しの ヨウラクツツジ シロヤシオが金糞峠付近にあったがほとんど終わり ヤシオツツジの葉がきれい!! タニウツギはあちこちにあったが 北比良峠付近は全く咲いていない。 タニウツギ林のようなこともあったのに・・・・ 自然界はこのように変遷していくのか・・・? 青ガレから下山して 大山口まで来たら いつもの山で時々見かける男性が座っていて 声をかけた。 「こんなところで出会うとは・・・」とお名前も教えていただいた。 約28,000歩

もくせい科ヒトツバタゴ

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「なんじゃもんじゃ」というほうがこの辺りでは分かりやすいかな。 久し振りに 沙沙貴神社の有名なナンジャモンジャを見に行ってきた。 今が見ごろなので朝早い時間だったのに 何人もの人が見に来ていた。 正面の木は 10mくらいの大木になっていて ドーン!!とそびえている。 そばに行くと とても素敵な甘い香りがする。 昨年の台風21号の影響で この神社も屋根が壊れたり ヒノキなどの大木が数本倒れたらしいが この木は持ちこたえたそう。 きれいなのに感動して眺めているとそばにいた若い女性が話しかけてきて「この花は散るときもすてきなのですよ~」 そうだろうと思う、この花びらが風に吹かれてヒラヒラ散ったら そりゃ~美しいだろう。 ここの神社内の植物はとても珍しいものがあり ていねいに名札がたてられていて ツバキが咲く時期に来た時には 椿の種類の多さに感激した。 今はツバキはすでに終わっているが 初老の男性が 座り込んで花の手入れをしていた。 この「楷の木(カイノキ)」は 秋の紅葉が美しいらしい。 見に来たいな~ ハナイカダ 黄花匂いロウバイ 早春に咲くソシンロウバイなどより ずっと遅い時期に咲く 「姫ウツギ」 私が知っているヒメウツギは 真っ白だけれど・・・ 葉を見ると やはりウツギ 御柳(ぎょりゅう)との立札 ネットでは調べてもでていない 園芸品種かな 以前にはなかったと思うが 干支の庭ができていた