白花でなくても・・・・

山仲間が先日ほかの山で「白花カタクリを探している・・」とキョロキョロしていたら
そばにいた福井県の男性が「白花なら 奥獅子吼山(石川県)に行けばたくさん・・」と教えてくれたそうで 急きょ 奥獅子吼山(オクシシクヤマ)へ行くことになった。
誘ってもらったので同行することに・・・

何しろ 10連休の途中なので どこも人がいっぱい。
やはり子供を育てている人は「どこかへ・・」と出かけているようで 渋滞が予想される。
そしてここからだと 前泊しなければ無理・・と言うことで あちこちの民宿に問い合わせ やっと福井県内のペンションがとれた。


カタクリは種子が地中に入ってから8年ほどの間は花をつけない片葉の状態が続き、それからやっと2枚の葉を出して開花する。
山に登りだしてから いろいろな山の花に興味をもちだしたけれど カタクリは若い時
北海道でも見たことがあったので 最初はそれほど感動しなかったが この頃は 「この花は山の花として 1,2ではないかと思える」ようになってきた。
カタクリは 九州では熊本県だけに生殖し 熊本が南限、北海道北見市が東限らしい。


きれいに咲いているカタクリの花を見ると 思わず「かわいい~」と 声が出る。

この山のヤマレコでは 4月下旬にコシノコバイモ、キクザキイチゲなどともにカタクリが たくさんアップされており 「ひょっとしたら すでに終わっているかも?」と思いながらも 「初めての山だと 違う植生だからそれなりに楽しめるよ~~」と言いながら出かけた。

スッキリ晴れるとの予報で ペンションから一時間ほどかけて 山へ。

歩き出してすぐには カタクリの葉にはもう実がついていて 「やはり もう少し早く来るべきだった~」と思ったが 途中から ある!ある! 
この山(928m)は 登山道沿いにずっとカタクリがあるので 半分くらいから上のカタクリはちょうど見ごろ。
頂上近辺には つぼみのカタクリもあって~~
4月下旬から5月中旬まで カタクリを楽しめる山のよう・・・・
もう~~きれいだった~♫



今回の画像の中でこれが一番のお気に入り(#^.^#)

この一群は 葉の幅が細長いし、斑入りの葉が少ない


こういう感じで登山道沿いにずっと・・・


こういう白っぽい花もあちこちにあった
真っ白は 見つからず

頂上近くにはこんなつぼみも・・・


以下に カタクリ以外の情報を…

8時半過ぎから パーク獅子吼登山口から登る。





登りだしてすぐに ホウチャクソウがものすごくたくさん
ホウチャクソウ

イカリソウ
ユキツバキ
北陸地方などの多雪地帯に咲くツバキ
もう終わりかけだったが 何本かあった

ミヤマカタバミ


エンゴサク

チゴユリ
ウスバサイシン
コセリバオウレン

道中ずっとオウレンが実になっているものがあった
それが上のコセリバオウレンの実か
キクバオウレンの実かどちらかわからない

イワウチワ
キクザキイチゲ
淡いブルーで何とも言えず上品






ショウジョウバカマ
色違い(きれいなピンク)もあった

この山は 「犀鶴林道」からだと そこまで車で来ることが出来 登山道は整備されていて あまり急なところもなく登りやすい
そこの駐車場には 10台以上停まっておりツアーバスも停まっていた。
頂上にはとてもたくさんの人がいた。


マメザクラ


頂上間際になったら
雪をかぶった白山が・・・
下の画像は頂上から









登山口で出会った男性に 「頂上までどれくらいかかりますか」とたずねたら「僕は遅いので2時間半くらいです」とのことだったが 我々は3時間半くらいかかってしまった。
どうも 私とREちゃんの撮影時間が長すぎるらしい・・・・トホホ

下山は 途中の「林業試験場分岐」から 急坂コースを。
ツクバネソウ
カタクリの葉がたくさんあったが 日当たりが悪く あまり咲いている花はなく すでに種になっているのも数少なかった。


ミツバツツジの仲間だと思う

ニシキゴロモ




途中 珍しい花を見っけ~
たぶんユウシュンランだと思う


シャガ
この辺りのシャガはとても丈が高い。



樹木公園を経て林業試験場へ




ムベの花
帰り道の家の生垣に合った

山の緑がとても美しい。滋賀県の景色とはやはりどこか違う。

帰り 温泉で汗を流し 帰路へ。
高速道路の事故もあったようで やはりふだんに比べ車が多く かなりの時間がかかった。
運転してくださったUE氏、 長時間ありがとうございました。
誘ってくれ 付き合ってくれた全員には 感謝の気持ちがあるのみ・・・


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