カラぶり
車の中で きれいに咲いているキンランを想像し
「全部は見つけられなくても5,6本くらいは 見つけられるだろう」
「今日は落ち着いて 接写で 絶対きれいに写そう!」
「パソコンの待ち受け画面をしばらくはキンランの画像にしよう!」
「そうそう、スマホの待ち受けも キンランにしよう!」
「24日に2本並んでいたキンランは 場所もはっきりわかるし 5,6個ついていた蕾は黄色くなっていたからさぞきれいだろう」
と期待はふくらんで ワクワクドキドキ。
しかし しかし・・・・
24日に2本並んでいたキンラン、花が咲いているどころか 上の方がちぎられていて 今にも折れそう・・・
誰?こんなことをしたのは??(怒)
気合が入っていないものだから ひどいピンボケ!! 中央の赤線2本の先がちぎられている葉 |
この頃 自分が撮影したら 盗掘されないように その花をちぎってしまう人がいる、と聞いたことがある。
盗掘も許せないけれど 自分が写したからもういい!ってのも 自分勝手極まりない。
帰り道 冷静に考えて
【でもよ~く観察したら ちぎったのは人間ではないかもしれない】と気づく。
花(蕾)の部分はなくなり それ以外に葉が途中でかみ切られているよう・・・
動物のしわざか!
残念なのと がっかりしたのとで どっと疲れがでた。
気を取り直して 登山道を右見たり左見たりして 探す。
24日に咲いていたギンランは全て終わっていて見つからず キンランらしい株を7,8かぶ見つけた。
「10本あった」というのを「10本咲いていた」と 解釈してしまったのも間違いだが
もう黄色の色まで見えていたから 当然「咲き始めた」と思ってしまった。
晴天で ウグイスの鳴き声、沢のそばでは 「グワッ グワッ」というカエルの声を聞きながら 登る。
杉峠(1042m)で 「帰ろうか~」と半分下山する気になったが せっかくだから イブネ(1160m)から クラシ(1145m)まで行くことにする。
ドウダンツツジは 何本かあり あちこちにオレンジ色の山ツツジが見事に咲いていた。
クラシは10年ぶりくらいかな、昔は シャクナゲがたくさんあって有名だったらしいが
今はシャクナゲの木も少なくなっていて もちろんもう咲いてはいない。
フタリシズカ 千草街道 道中ずっと・・ なかなかきれい |
コショウノキの実 |
ヒメレンゲ |
ツルあじさいの種類 大木にどっさり巻き付いていた |
サラサドウダン |
サラサドウダン 大木にびっしり花をつけていた |
ヤマツツジ 盛りで あちこちに紅色が目立っていた |
マムシグサ どこにでもあるマムシグサだけれど 1mくらいの高さがあり22本固まっていた |
これもマムシグサ でも上とは 花の出る位置が違う!! |
イチヤクソウ 24日に見つけたものだけれど 今日もまだ蕾・・・ |
山の花は つぼみが開くまで かなり時間がかかるのかしら。
ユキノシタ チャルメルソウかと思ったが ユキノシタの種類のよう 一つだけ花がついていた ユキノシタの花って よく見るとびっくりするほど 複雑でかわいい |
永源寺図書館で 「永源寺ものづくり展」が開催されていたので 通り道なので帰りに寄ってみた。
永源寺は 『木地師の里』と言われる場所がある。
トチ、ブナ、けやきなどをろくろを使って 円形のお盆やお皿を作るがすばらしい作品が並んでいて 感動した。
まさにこれぞ芸術!!という作品が多くあった。
期待していたキンランに出会えずがっかりだったが ヒルの被害にも合わず よい空気の中をたっぷり歩くことが出来たし、 永源寺ですばらしい作品を見ることが出来たのだから まぁ よい一日だった、と思う。
なんと36000歩を超えていた!!
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