予測変換

●「こ」と打ってコロナと予測変換し スマホまでもがコロナ禍にいる   高校3年 

そうそう!!  コロナって出てくるよね~~見たくないのに…😎


テレビのニュースも毎日毎日 「今日の感染者は〇〇名」ばかり。新聞記事もしかり・・・

だんだんどんな数字にも驚かなくなっている自分がいる。なんだかそれも怖い。ここ滋賀県も医療はひっ迫してきているらしいのに・・・



コロナの記事でも川柳などだと ちょっとプっとなる。
   ◎都道府県対抗みたいな昨日今日    指標くらべばかりだよね
   ◎この一年何してたのと問うコロナ   ホントニ・・!
   ◎雪道を間隔開けてランドセル     これはかわいらしい姿が想像できる
   ◎五輪旗は そろそろ半旗の処遇かな   そう、どこの国から来る??
   ◎五輪無理みんな言うてる知らんけど                     【知らんけどは関西の方言。関西以外の人にはニュアンスは伝わらないかな】
         ◎対策の遅れをムチでカバーする    そんな感じの罰則規定


こんな俳句も・・・
   ◎マスクずらし一口飲んでまた戻す

そして短歌も・・・
   ◎言う方と言われた方と寂しさは
             どちらが強い「帰省はやめて」
   ◎あんなにも大騒ぎした第1波 グラフの山の何と小さき
   ◎「危機感を共有せよ」と危機感のない大臣が国民に言う



毎年東洋大学が応募し、入選作を発表する「現代学生百人一首」34回目の今回は6万5千首の応募作の多くにコロナを題材にしたものがあったそう。
最初に記した 「予測変換」の句もその中の一つの入選作。

つらく大変な日々を送りながらも高校生や中学生の中には前向きにとらえている子もいてほほえましい。

●この先に今年があって良かったと思える日々があると信じて  高校1年 
●「行ってきます」奇数の君からライン来て「気をつけてね」と偶数の私  高校1年 
    分散登校だったのだろう

 そしてインドア派の子供は
●政府から「不要な外出控えてね」時代が僕に追いついたようだ  高校1年 

そのほかの高校生の句

● 自粛中一人でいること多かった自分の声を忘れていたよ  高校1年
●街中で咳き込む人を睨みつけ私は既にコロナ脳なり  高校2年
●コロナ流行り「気をつけろよ」の友のLINEアイツもたまには優しいんだな 高校2年
●会いたいと慣れないスマホでかけてくるそんな祖父母を愛しく思う  高校1年 
●休みの日どこに行ったか聞かれたらすかさず言うよ画面の中と   高校3年 

中学生の句も 辛さの奥にどこか楽しもうとしている部分が感じられ 「がんばってね~」と応援したい。

●吊り革を触らずバランス保ちつつ両手に荷物今日も筋トレ   中学3年
●画面越し毎日見てた担任がデカくてびびる初登校日  中学1年 
●久々に着た制服の窮屈さ 自粛期間の長さを語る  中学2年 
● 学校のリモート授業寝落ちして 起きたら画面に僕しかいない  中学3年 
●待つ人がいるから毎日病院へがんばる母にエールを送る  中学3年 
●リモートで遅刻欠席ゼロだけど下はパジャマの校則違反  中学3年 
●通学路雨浴び輝く紫陽花を一人楽しむ分散登校   中学3年


小学生でも こんなに上手に気持ちを句にできるのね、と感心する

●悲しいな いつもとちがう夏休み 毎年見てた長岡花火  小学6年 
●久しぶり握るラケット打つボール マスクの下は笑顔だからね  小学6年 
 

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