雨の中の作業

昨日夕方から このあたり一帯雨の予報。夜中にはきつい風がガタガタと窓をゆらし 雨も結構多い。

自然観察の森JVR養成講座最終回の今日は 記念植樹の日になっているので 車に長靴を用意していく。

森についてすぐ セツブンソウのところへ行ってみた。2月には全く生えていなかったのでひょっとしたら 消滅?と思ったが 葉だけはたくさん出ていた。わずか一輪だけだけど咲きがらも残っていてほっとする。



そばには キクザキイチゲも雨で下を向いていたが 一輪あった。(左側 ほぼ花は終わりかな)



受講生も次々参加してくる。マスクをし、入り口で検温してもらって研修室へ。今年度は新しい子が多かったが マスク姿なのでよけい顔と名前が一致しなくて 首からぶら下げた名札を見せてもらって 名前の確認。

我が1班には 双子ちゃんのうちの一人ずつが二組いて 男の子の方は顔つきも性格も違う。女の子の方は 顔はそっくりだけれど身長が10㎝くらい違っている。でも この二人だけは双子ちゃんという特徴のおかげ(?)で名前も覚えることができた。

雨がかなり降っていたが まず森の中の観察。ニホンアカガエルの卵を観察することと バイカオウレンが咲いているのをしっかり見てくるという課題を与えられた。傘をさしたり合羽を着込んだりしながら ぞろぞろ歩くが 子どもたちは「雨だからいやだ~」などという子はいないし そう思っている子もいないのかな。楽しそうに歩く。ただ となりの班のほうから「第2土曜日は 呪われているね~」などという声も聞こえたが・・・


マンサクが見ごろ
下の方、奥に見えるのは傘をさして観察しているほかの班の子ら

2月にはコセリバオウレンがたくさん咲いていて バイカオウレンは一輪だけだったのに今回は 一面のバイカオウレン。ただ、かなり強く雨が降っていたので 画像はなし。


そのあとは この一年間で感じたことを班の中で語りあった。 「草木染が楽しかった」とか「チョークアートは 楽しめた」などのほか 「はじめは仲良くなれなかったけれど 終わりころになったら皆で協力できたからよかった~」などと言ってくれる子もいてほっとする。特に12月に「落ち葉の落ち葉のアート」作品を作る時に 分担して作業できたのがうれしかったのだろう。


最後、記念植樹。

百日紅、キンシバイ、ハナズオウ各二本ずつ。我々の班は 百日紅とキンシバイの苗が与えられた。どの子もスコップで土を掘ったり 苗を置いた後には 肥料を置いたり土をかぶせたり 張り切って競争で競争。そのころは幸い雨が小降りで助かった。


緑の募金の杭を打ち込んでいる


本日植樹した木のうち 「ハナズオウ」は「スオウ」の植物のうち赤い花が咲くものでマメ科ジャケツイバラ属との説明が職員さんよりあった。スオウは草木染をするときれいなピンクになるのだとか。ジャケツイバラは 山で見たことがあり マメ科ということはうなずけるが黄色の花なので 草木染でピンクが出るという説明は納得がいかず 帰宅後本をいろいろ調べてみたけれど よくわからない。 今度ジャケツイバラを見つけたら 枝や花を少し失敬してきて試してみたい気がする。山のものをむやみに採取するのはよくないけれど以前見たジャケツイバラはものすごくはびこっていたので かまわないと思う(個人的な勝手な意見?かも) 


今年度は 保護者の中に 子どもたちとともに森の中の観察をした人も大勢いた。子どもたちの出席率もよかったのもこれまでで最高だと思うし 保護者の参加者が多かったのも例年とは違った。ひょっとしたら これまでも 居残って観察したいと思っていた人もほかの人が帰るから自分も帰ろう、と思って居残りづらかったのかも。

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