暴風 !!

 冬の間通行止めだった306号線が昨日解除されたので 今日は鞍掛トンネルまで行き 鈴北岳、鈴ヶ岳へ。通勤時間帯の出発だったので 2時間近くかかり9時前から登り始める。

今日は「一日中晴天!」との予報だったので駐車場の混雑が心配だったが 平日だし うまく場所を確保できた。

登りだしてすぐから 風がきつい。 良い天気との予報だったので 手袋を薄手にしたが 毛糸の手袋のほうが良かったかも…?と思いながら歩く。

最初に出会った人は「鈴ヶ岳まで行ってきたが 太陽が出ていないのでまだ福寿草は開いていないし、風が強いので急いで帰ってきた~」  次に 私たちが追いついたご夫婦「鈴北まで行くつもりだったけれど 癌なので風邪をひいたら大変なのでこのあたりで引き返す、風が強すぎる!」

どちら向きに歩いても まともに風が当たり 顎ひも付きの帽子をかぶっていたが飛ばされないように片手で頭を押さえながら歩く。小さな私は 文字通り何度も飛ばされそうになる。

上の方から手を振っている人がいると思ったら UE氏だった。「コグルミ谷から一回りしてきただけ。西ボタンブチにも行ってない。風が強すぎる!」と。「車で走っているときには 工場の煙がまっすぐ昇っていて 風もない晴天だって思ったのに・・我々は一応鈴ヶ岳まで行くつもりです」と別れた。

鈴北までは1時間20分、すぐ鈴ヶ岳へ向かう。 風は収まりそうにない、風であおられるようにヨロヨロ・・・腰を低くして少しでも 抵抗を少なく・・と思いながら歩く。向こうから来るペアに「鈴ヶ岳へ行ってきましたか?」と声をかけると「風が強いので 鈴ヶ岳までは行けなかった~」やっぱり!

大きくえぐれている
このあたりには何か所かこういうところがあり
ひょっとしたら奥には鍾乳洞があるのでは??

ツチグリか ホコリタケか エリマキツチグリのどれかだと思うが 多分この二つは同じもの



そして もう一組ペアが鈴ヶ岳のほうから来たので「風強いですね~」など話し、ひょいと見ると「あー! なんちゃんじゃないですか?」 びっくり!! 7,8年前はいつもの山でよく出会っていたのに 最近彼は午後登っているらしくて・・・私は去年と今年一度ずついつもの山でお出会いしているが夫とは5年ぶりくらいかな? なんちゃんことMNさんは100名山もほぼ達成した、と聞いている。いろいろな山と花の話をちょっとだけして別れる。風が強くて話し声さえもなかなか伝わらないような感じ・・・

ヒルコバを過ぎたあたりから 少しずつ福寿草が見え隠れ・・・・ちょっと遅い花もあるがちょうど見ごろのもたくさん。少しだけ風も収まり やれやれ







風のないところを探して昼食。

鈴北岳へ戻る時に やはり風の当たらない場所で10人ほどの団体さんが食事していた。そのあたりには2年前に来た時にキクザキイチゲがあったので 探したかったが ちょうどその部分を囲むように丸くなっているので 断念。

昼を過ぎていたので少しはましになったかと思ったが それどころかまたまた暴風が吹いていて腰をかがめ、必死の思いで歩く。突風が続けさまに吹いているような感じ。

風で落ち葉が舞い上がり 四方八方に飛び回る。ゴォーゴーヒューという音がし そばを新幹線でも走っているかのような錯覚を起こすほど。ここには数十回来ているがこんな強い風は初めて。風を少しでも避けられるように 登山道を避けて下山中 こんな小さなキクザキイチゲのつぼみを見つけた。



下山できた時には 正直ほっとした。 ぽかぽかの陽気の中ののんびり登山のつもりがとんだ一日だった~~~17000歩くらい


帰り ミツマタの群生地へ。 県道の入り口から200mくらいのところに臨時駐車場があるのに 県道わきにたくさん駐車している!!

和紙の原料となるミツマタは 元々は その目的で植えられたが 近年間伐をしたら 日光がよく当たるようになり 群生地が生まれたらしい。
林道わきに右も左も上も下も ミツマタばかり。名前の由来のように 三つに分かれた枝先に花がついている。うまく写せなかったが・・
とても上品な香りがする。

咲き始めの花は黄色くて 時間がたつにつれ白くなってくるみたい。
とにかくたくさんあったのもびっくりだが 次々と大勢の人が訪れてくるのもびっくり。
ミツマタはもちろんこれまでに何度も見たことはあったが こんなにたくさんはやはり見ごたえがある。









キブシもかわいい花をつけていた。



帰りの車でも風の強さを感じた。朝はあんなに静かだったのに・・・きっと高速道路などでは速度制限されているだろう。



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