がん治療をしている人たちが 高い山に登頂している記事を見たことが何度かある。 いつも登っている三上山で最近よく見かける女性と話をした。 「数年前から 悪性腫瘍で抗がん剤治療を受けている。体力をつけておくことは 抗がん剤の副作用のリスクも少なくなるだろうし効果も上がるだろうと思って…」。と。 「楽しいことをして過ごし あ~いい人生だった、と思って終わりたいし・・・」とも。 60代前半の方である。いつから治療をしているのかどこの部位の腫瘍なのかは わからない。 でも いい汗をかいて 楽しく山歩きをしていれば いいに決まっている!! たかだか432メートルの山だけれど 初めて話す私に明るく伝えてくれた彼女、きっと良い方向に向かうと思う。 がんに対しての効果については 私にははっきりわからない。 そう思ってネットを見ていたらこんな記事があった。 30代女性、乳がんの手術の後ヒマラヤに挑戦したという、そして猫が寝ているのを見てこんなことを感じた…と。 猫に限らず動物は傷を負ったときも自分にシンパシーを感じることなく、ただじっと快復を待ちます。だから私もそういう感情に流されず、動物のように病気を治すことだけに向き合いたい、そういう状態に持っていきたいということです。自己憐憫のような感情を抱いても意味がないし、むしろ逆に病気を悪くするだけだと強く思いました 私はどちらかというと病気になったら とても落ち込み 悪いほう悪いほうに考えてしまって 悲観的になるほうだった。 幸い、このごろ深刻な病気とは縁遠くなっているけれど だいぶ前向きに考えられるようになったのは もしかして???山のぼりをしてからすべてに前向きになり、 《なんとかなるさ≫と考えられるようになったせいかもしれない…とつくづく思う。