文化って大事!!

大阪の市長橋下氏は 来年度の文楽への補助金を減額するという。

芸術的、文化的なものってどれだけ大切か・・・彼の考えは理解できない。
図書館に対する費用も削減するようなことを言っているし 文楽についても早くから観客数が少なければ減額!と言っていた。



どうしてもその考えに反対したくて 我々二人が鑑賞に行ったからといって 観客数には・・・と言う気持ちもあったが 先日初めて文楽劇場に足を踏み入れた。

あらすじを勉強していったが やはりストーリー的には 残念ながら 映画を見るようなわけにはいかなかった


しかし人形使いの素晴らしさはもちろんのことながら 大夫と三味線との息のあいかた、あの発声法、素晴らしかった。
歌舞伎と並んでやはりこれぞ日本の伝統芸能!!ではないのか・・・・

【文楽入門】 という冊子をもらったが 次のような記載がある

人形浄瑠璃文楽は日本を代表する伝統芸能の一つで 大夫・三味線・人形が一体となった総合芸術です。2003年にはユネスコより「世界無形遺産」として宣言を受けました。


3つの演目が終わり帰るときには 人形3体、 演者も20人ほどが出てきて 挨拶をしてくれた。
人形使いの人も案外若い世代の人もいる。
これまではそういうことはなかったそうだが 少しでも人気を!と言う思いでそのような配慮がされたらしい。


数日前、今春の公園が終わったが 橋下氏のいう観客数(10万5千人)には足りなくて やはり補助金は減額になるらしい。残念である。









追記    2014.2.4の新聞投書欄より

大阪市が文楽協会へ補助金助成を減額するとのことで それには大勢の人が反論しており
2つの投書が紹介された

一つは64歳の男性から「私も売り上げを無視することはできないのは理解できる、しかし収支が合わなくても必要なところにはお金を使うべき、それが財政の役割」と。

もう一つは59歳の女性 「これまで興味も関心もなかったが助成削減に少しでも協力したいとの思いから 初めて鑑賞。衝撃的だった。魂が入っているかのような細やかな動き。胸にずんと響く太夫の語り。 その語りを支える心に染み入る三味線の音色。」 文楽は最高の芸術文化・演芸の一つだと思う」

二人とも大阪府の住人であるが 他にもたくさんの人が 伝統文化の大切さを訴えているのだろう





そしてさらにその後
  関東地方に住む人からの投書も載った。
【文楽が大阪発祥ということは知っているが 東京では公演中満員です。 どうぞ大阪から東京に引っ越してください。こちらでは見たくても切符を買うことができない人もたくさんいるのです・・・・】

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