根開き
「アイゼンを買ったので 使いた~い」という Eちゃんとともに 武奈ヶ岳へ.
イン谷口から。
平日だし 花の時期でもないので車の数も少ない。
朝の冷え込みはすごかったが 歩き出すとすぐに汗だく。
金糞峠でアイゼン装着。
コヤマノ岳経由のコースを歩き 沢を渡るときに 夫が雪の塊を崩し 足をかけたとたんバランスを崩して転倒。
ズボンも濡れ顔も水につき 冷汗が出たが どうやら 打ち身だけだったよう・・・・
水の冷たさも感じなかったというし スパッツのおかげで靴に水も入らなかったというし
マァ 不幸中の幸い??
だらだら続くコヤマノ岳では 青空がきれいだし 数日前に降ったと思われる雪がきれいで 「きれい~」を連発。
札幌で育った私だが 山の雪景色は何度見ても感動する。
根開き |
これまで「どうして木の周りには雪がないの?」と不思議で 「ひょっとしたら 木の葉があるから その下には雪が積もらないの?」などと 幼稚な考えをしていた。
たまたま、朝のラジオで この現象を「根開き」ということを知った。
雪は太陽光を反射するが 黒っぽい樹木は濃い陽光を吸収し そのため樹木が温まり 周辺の雪を溶かす。そして溶けてくぼみのできた雪への直接光と 幹にあたって跳ね返った反射光がさらに雪を溶かす、のだそう。
なるほど~納得。
3時間半で頂上着。
残念ながら白山や伊吹山は見られない。
風もなく あたたかく 我々以外には単独行の男性3人がいるのみ
前日の日曜日にはおそらく 頂上もにぎわっていたと思うが こんな素敵な景色をたった3人で見るなんてぜいたく・・・・・
帰り また 道なき道をイブルキノコバを目指す。
かなり雪が深く 足に負担がかかりそう・・・・
ここは雪庇ができやすいらしい |
下りてきた道を振り返る 我々の足跡が・・・・ |
沢の上から眺めたら雪の1.5mくらい下に橋が見えている!!
八雲ヶ原から 金糞峠を目指すつもりだったが 途中で ふみ跡なくなり 八雲ヶ原へ引き返し 北比良峠から ダケ道下山。
私はこのコースはあまり好きではなく 昨年秋 スズメバチ騒ぎがあったことなどおしゃべりしながら 降りていたが どうした拍子か転倒し 腹這いに・・・・・
行きの夫のけがと言い、帰りの私の転倒と言い めったにないことなのに 初めて連れてきてあげたEちゃんには心配をかけてしまった。
自分ではどういう状況でひっくり返ったのかあまりよくわからないが とてもぶざまな転び方。
山は最後まで気を抜けない、というのはこのことか、一歩間違えたら大変なことになっていたかもしれない、と反省した一日だった。
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