秘密の場所のはずが・・

環境省により絶滅危惧種の指定を受けているという クマガイソウの群生地が近くにあり
見に行ってきた。
最初にこの花を見たのは 2013.5.21で 山仲間のKB氏に無理を言ってこの群生地に連れて行ってもらった。
ほかのメンバーはその数年前から行っていたのだったか(?)とにかくこの季節になると
「そろそろ?」と話題になる。
中でもAG氏は とても惚れ込んで(笑)いて  乱獲されないよう柵を設けたり 付近を荒らされないよう 遠回りしてその花に近づく道をつけているし 撮影する人もあまりそばに寄らないよう 周りを工夫し この春になってからも何回もこの群生地に足を運んでおられる。

しかし 今回 群生地には前後して数人のグループが数組ずついて やはり花好きの人たちには相当知れわたっている、という感じがした。
かなり急斜面なので 土が崩れたら埋まってしまい 消滅するのでは・・と思うが 現在のところ花の数も増えている。
ただこの群生地は 数日前から咲いていたため、 ちょっと盛りを過ぎている。





量が少ない次の地点では 芽が出てきたところで鹿の害に合っているようで 無残な姿。
悲しい。
やはり クマガイソウを見に来ていた三人組によるとここも10年くらい前は100本くらいあった‥とか。
奥に葉が食べられてしまって
茎だけ残っているのが6本見える!!
次の群生地は高度も高くかなりの急斜面を登っていくところ 。
登りの途中、私が 石を落としてしまった。
「ラクっ!!」と大声で叫び 下をみた。 
石が落ちる方向には誰もいなくて幸いだったが その時ちょっとだけ考え事をして集中力がなくなっていた。
それまでは一歩一歩 慎重に足元を見ながら登っていたのに‥‥。
たった一瞬ぼぉっとしていただけでも まかり間違えば他人さんにけがを負わせてしまうところ。
大いに反省した。

この3つ目のポイントは 少し時期が早すぎたようで蕾が多かった。
でも咲いてすぐの新鮮で初々しい(!)花を見られた。
ここは全部で200株くらいあるのではないか…すべて蕾がついているとは限らないが。




 第2ポイント辺りで一緒になった女性(T幸子さん)と そのあとずっと同行することになった。
長野県から来ておられ、車中泊していて 前日は霊仙山(エビネを見たらしい)、明日は竜ヶ岳へ行くつもりとのこと。
しかし、UE氏が 霊仙山のたくさんのヤマシャクヤクの美しさを話し、この女性が「キンランを見たことがない」と言うと藤原岳の○○にはキンランが咲いているということを伝えると 迷っておられた。
竜ヶ岳でシロヤシオを見るつもりなら 釈迦ヶ岳の方がずっと‥・と言うことまで伝えたから ますます「どこにしようか??」と。
「スミレの花を勉強したいから」とのことだが ものすごく植物に詳しく花だけではなく木々のこともよくご存じ!
カタバミの葉の形まで 観察しておられ、脱帽!!


街の中のフジはとっくに終わっているが 登山口近くのフジはとてもきれい。
それ以外の花などもここに…


ヤマブキソウ

オドリコソウ

ヒメレンゲ

タキミチャルメルソウの葉

シロヤシオ
2m足らずの木なのにびっしり花をつけている
光を浴びてとてもきれいで
急斜面を登って見に行く

ベンケイソウの葉
上の部分だけ黄色に変色している
どうしてこうなったのか?

エビネ
風当たりの強いところなのでまだ芽が出たばかり

キクザキイチゲ
咲いているのはこれだけだったが
そばには葉がいっぱいあった

よく晴れていて遠くに白山,御嶽山が見える

数年前から 柵で囲ってある部分は見事に笹が復活している




真ん中の女性が長野県伊那から

テンナンショウの種類だが
マムシグサとは違う
ずいぶんたくさんあった

ヤマツツジ

スズムシソウ(ラン科クモキリソウ属)の葉
AG氏によると数日前にここに来た時には
芽が出ていなかったらしい・・

ほぼ下りてきたところにあった木の花。何だろう??



ハナイカダ
下山して駐車場近くに・・

ツリバナ
下山してきたらパトカーが停まっていて 「6日男性が登山し 8日にミノガ峠付近にバイクがおいてあるのを見つけたが行方が分からない」とのことで いろいろ質問された。
山に詳しい二人が対応したが 山好きとして 遭難の話ほどつらいものはない。
なんとか 無事でいてほしいが・・・

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