念願の山・・♪ ♬

何年も前から「銀杏峰には 花がたくさんある キクザキイチゲはいろいろな色が咲き
濃い色の青花も‥」と聞いていて ぜひ行ってみたいもの・・と思っていいた。
せっかく遠くまでいくのだから鳴谷山(石川県)にも‥と話がトントン拍子に決まり
二日連続晴天の日を選び5人で出かけた。

4時50分出発。 8時半ころより登山開始。
「いこいの村」から入り登りは 夏コース。
下りは名松(羽衣の松  仁王の松  見返りの松)コース。
登山口へ行くまでにも 様々な花が・・・
天気は申し分ない。
ムラサキサギゴケ
いこいの村のグランド一面にはえていて
遠くから見ると薄ピンクできれい!!

ラショウモンカズラ
白い花は サンリンソウ
(根元から三本の茎が出ている)
ワサビ

サンリンソウ

ハシリドコロ



エンゴサク
ユキザサ
チゴユリ
登山道両脇にずっと・・・
これまで見ているチゴユリに比べずいぶん大きい
一本が枝分かれしているのもある


これは何か分からない
星のような花がたくさん
追記 タチシオデ
ツクバネソウ

ムラサキヤシオツツジ
とても美しい色あい
上品な花で目を奪われる!!
ムラサキヤシオツツジ

トウゴクミツバツツジ
上の花とよく似ているが写真ではうまく表せない
よく見ると違う

タムシバ
あちこちに

休憩してREちゃん手づくりズンダモチをいただく。
AG氏の庭で収穫したグリンピースたっぷりの
香り豊かなお餅
忙しいのにいつもありがとう!!


オオバキスミレ

スミレ
とても珍しいスミレのように思うが
名前はわからない

トチバニンジン
中央に花芽が・・

キクザキイチゲ
白と青とありこれが最も青かった
時期によっては真っ青もあるらしい

カタクリ
道中ずっとあったが 低い場所のは終わりかけだった

サンカヨウ
たくさんあるがほとんど蕾
晴天ならばもう少し開いていたかもしれない
私の大好きな花!

カタクリ蕾
白花と思われる

ザゼンソウ

ワチガイソウ
ハルリンドウ
鈴鹿山系でよくみられるリンドウに比べると
花の大きさは1/3位

1,441m
我々が食事をしていると女性が一人到着。
おもむろに 折りたたみいすを出し そして折りたたみテーブルも出し テーブルセンターまでかけて食事の用意。
上にのせたものは インスタント冷やしカップ麺、市販のゼリー
地元福井県の女性だが なんとなくアンバランスで 「面白い人だな」って思って見た。

だれにでも親切なUE氏が この女性も花に興味がある人と思い 一生懸命「白いカタクリの蕾が ○○の咲いていたそばの○△あたりに…」と場所をくわしく教えてあげていた。
するとこの人「近くの里山には 白カタクリが 普通のカタクリとほぼ同じくらいの数、咲いています」だって!!
白カタクリが咲く確率は何万分の一位と聞いていたが 本当なのだろうか。
我々が 白カタクリを見つけ大騒ぎしているというのに・・・・・

下山時 オウレンがすでに実になっているところが何か所かあり UE氏は 盛んに「いつもの年よりだいぶ花が少ない」と 申し訳なさそうにおっしゃるがイエイエ これだけいろいろ見ることが出来 大満足で 感謝してもしきれない。
画像はないが ササユリもかなりあって 2.3週間後には咲くだろう。

オオカメノキ

ブナ林を歩く
たっぷり森林浴させてもらう

ルイヨウショウマ
初見!! 夕方宿舎で名前判明!!

トリガタハンショウヅル
初見!!

コケイラン

ヤマルリソウ

タニウツギ
どこにでも(?)ある花だけれどちょうど見ごろ
民宿には3時半過ぎに到着。
となりの喫茶室(そらのあお)で 安着祝い。
男性はビール。私たち二人は小豆白玉アイス。
小豆白玉アイス
おいしかった~~(^^♪



豪華な夕食にはビックリ
山の恵みいっぱい
フキ、わらび、こごみ、ウワバミソウ、山ウド、
山らっきょう イタドリ、ノビル、ムカゴ
その他にお刺身盛り合わせ、焼き魚 煮魚、ゴボウの昆布巻き
高野豆腐、ホタテ貝のあっさり煮
ニンジン  長いも 厚揚げの炊き合わせ
(焼き魚と盛り合わせてある巻物は何か分からない。中身はクルミ)
夕食朝食付きで5500円のところを予約した。
次の日の昼食用のおにぎりをお願いできるか聞いたところ、「到着した時にいくつ必要か言ってくれれば作りますよ」ということだったが 値段はそのまま。

お風呂にも入れて こんなにたくさんのごちそうも食べて 夕食時や喫茶室(娘さんがやっている)で飲んだビールも 「自己申告です  何本でしたか」とか「白玉アイスは 遊びでやっているのでお金はいいです」とか  もちろん 二個分600円払わせてもらったが・・・・・

ここは百名山の一つ荒島岳のそばで スキー場があったころには たくさんの民宿があったそうだが ほとんど閉鎖してしまったが、 ここは親の代から細々と続いているという話。
子どもたち5人の家族も近くにいるので手伝ってもらったりしながら 他の使用人を雇わず営業していて 近くの工事現場の人が泊まったりするときには 若い人の洗濯までやってあげたりしているとか。
「儲けるつもりはないので設備投資はしていない」おそらく70代の女性「皆さんのお役に立てれば・・喜んでいただけるなら・・」と話される。
そういえば 喫茶室で休憩しているときにそばで遊んでいたおそらくお孫さん三人もとてもかわいらしくて 「学校はどこ?」と聞くとハキハキ答えてくれ 「タクシーで通っている」と。


最近「減速して生きる」を読んでいるが この頃の【経済至上主義】の風潮に警鐘を鳴らし 自給自足をしながら 「最低限の生活費があれば あとは楽しんで過ごす」というスタンスで 会社員をやめ 出来るだけ自然のものの食事を提供する 飲食店をいとなんでいる ということで 共感する部分が多く 考えさせられた。
この本の著者は なるべく巨大資本の店で買い物をしないようにし、自動販売機、コンビニ、大型スーパー、百貨店などを利用しないようにしているという。
自分が買わなくても成り立っていくだろうし自分が支払ったお金がどのように流れていくか見えないから・・・という理由で。
お米や大豆を作っているので みそ、しょうゆ手づくり。
納豆、豆腐も肉を減らしたときの貴重なたんぱく源。
発酵食品が 体に良いことが分かっているし 香辛料はなるべく使わないそう・・
そして とことん土地探しをして「耕作放棄地」を借り コメ造りを始めたが【冬期湛水 不耕起栽培】という農法‥‥田圃に冬の間も水を溜め 一切耕さない・・・この農法でできたコメはとてもおいしいのだそう・・・・・
冬に水を溜めると微生物が発生し、虫類動物が集まってきて排泄物の層ができ  肥料の必要がなくなるし 水を張ることで必要以上の発芽を抑えることが出来るのだそう…雑草取りの手間も格段に少なくなるのだ。とか。

だれにでもできることではないのだろうが 私ももう20歳くらい若ければ・・などと思ってしまった(^J^)   ネギ一本作ったことのない私にできるわけないのだけれど!

 

この民宿の家族もごく小さいけれど本当の幸せを求め まさしく そういう考えをしておられる、と思った。

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