心の中に生きている

若い友人が 「ぜひ 見て・・」と勧めてくれた映画「リメンバーミー」を30日にやっと見に行ってきた。
ずいぶん久しぶりの映画鑑賞。



ディズニーのアニメ作品。連休中だし大勢の子供がいた。

ミュージシャンにあこがれているミゲルは 家族から音楽をすることをきつくとめられているが どうしても夢を諦められない。
そのミゲルが ギターを盗んだことにより 死者の国に迷い込んでしまう。

死者がよみがえり子孫たちを訪れるというメキシコのフェスティバルをもとにしているようだが 描かれている骸骨の表情がとても豊か(笑)で こんな華やかな死者の国が本当にあるのなら 死ぬのが楽しみ!と思うようなカラフル華やかな 会場。

ミゲルの表情がとてもかわいくて 声もよい。
ミゲルはたくさんの骸骨の中で 自分の先祖に出会い、 そこでなぜ自分の家族が音楽禁止になったのかという理由を突き止める。

急ぎ 我が家に戻り 曾祖母ココの前で「リメンバーミー」を歌う。

この場面で アニメでは こんなに細かな表情を付けられるのかと思った。
ミゲルの声に合わせて  この歌を少しずつ口ずさむココおばあちゃんの表情の変化が読み取れて 滂沱の涙……
あわてて カバンからハンカチを・・・・
このココおばあちゃんの表情もものすごくかわいくて・・・・

「リメンバーミー」のメロディーが頭から離れない。

大切な人と別れ、会えなくても離れ離れになっても 心の中で思い続けることの大事さ、思い続けることで存在できる、「忘れないで」というメッセージなのかな、と思う。

この世の人から忘れられたらその人は死者の世界からも消えてしまう・・・・という設定。


2年前に亡くなった大切な友人の命日が数日前にあり 彼女のことを何かにつけ思いだしていたので よけい 生きているものと死んでしまった人との距離ということを考えさせられた。 

そういえば 供養というのは亡くなった人のことを思い出してあげることだよ、との説明を受けたこともあるのを思い出した。




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