山女(やまおんな)

湊 かなえ 作  「山女日記」


山好きな女性に 「登ったことがある山が出てくるから面白いよ」と  勧められ 読もうと図書館で予約するとなんと「35番目だけれどいいですか」 と聞かれた。
半年前のことである。
図書館にこの本は5冊も在庫があるというので それなら3ヶ月くらいたったら借りられるだろう、と思っていたのだが・・・・・
ぜひ早く読みたいわけではないし  現在本は 購入どころか これまでの本もなるべく処分する方向にあるので 買う気持ちには全くなれなかった。

やっと借りることが出来  読みだした。
いくつかの山へ登る話だが 短編が次につながるようになっている。
ほとんど若い女性が主人公で もちろん恋愛もからんでいる。


最初の一編は 
  かわいい靴(ダナー製)に一目ぼれし、購入したが それは登山靴だということが分りどこかの   山へ・・・

                                              というもの


作者は 編集者とともに 実際に山へ登って小説にしているので 白馬岳への大雪渓の描写など
私も実際に行ったことのある山については楽しく読めた。

ところどころ なるほど・・・と思いながら読み進んだが 印象に残っているのは
〇ハイペースだから疲れるのではなくて ペースの合わない人と同行した時には大変疲れる

〇途中で出会った人とその後の行程を一緒に歩くことになり 疲れきった人を置いていくわけにいかなくなり 自分もピークハントしにくくなってしまった・・・・

〇休憩のときのおやつに 有名菓子店の和菓子、上等のチョコなどを用意しているのは 若い子だから? それとも 山へ行く皆さんはそうしているのかしら
 

山で食べるとなんでもおいしくて 私は昼食もおにぎりのほか大したおかずも持って行かないけれ ど・・・・・

〇帽子のデザインをしている女性が ニュージーランドのトンガリロで 美しい湖を見て パッチワークの革製の帽子を作っているが 湖の色に革を染め それを使用する話・・・



新聞ででも紹介されたからだと思うが 予約者がそんなに多いのはなぜ?
 どうして図書館に5冊もこの同じ本があるわけ? 

確かに湊かなえさんは 今 人気作家であるが 山登りをしたことがない人がこれを読んでも 同じように「面白かった~」と思える内容かなぁ??
 
それとも この本を読んで 山登りって楽しそう~~私も今度機会があったらぜひ…と思う人も出てくるかもしれないのかなぁ~  )^o^(



この頃 予約者が多い本にはこのような紙が挟まれている。
私は 同時に何冊か借りてきていても先にこれを読むようにし、読み終えたら すぐにブックポストにいれに行くが 当然のように期限いっぱい借りている人や それどころか期限内に返さない人もいるのだろう。
そうでなければ 半年も待たされるわけはないと思う、


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