食品ロス

まだ十分食べることができる食品が無駄に捨てられているということは 以前から言われており スーパーやコンビニの深夜のごみ箱の中のものばかりを食べている人が放映されているのを見たこともある。


今回の放映では まだ十分食べられる食品を無駄にすることへ疑問を感じた30代女性が
『食品の無料提供を受け 月に一度店を開き 無料で食品を提供している』との取り組みが紹介されていた。

『地球規模で考える時、私たち人間は、たとえ一つかみの小麦粉であっても、大切に食べきる事。限りある資源から作られた食糧を捨てるという事は、未来に生きる子ども達の食糧を捨てているという事だから 格差社会、フードロス問題への取り組みが、少しずつでも広がるよう」と 日々食べものがなく 必要としている人に フードバンクという活動を知ってもらいたい、また 食品を持て余している方々には 気軽に寄付できる仕組み
提供したい、とのことで始めたという。


米屋からは 新米ができたときに「まだまだ食べられる古米」
パン屋では「商品として売ることはできないけれど まだ食べられるパン」
保育園などで「災害用食品などを入れ替えるときにまだ賞味期限まで一か月以上あるもの」
などの提供を受けて 備蓄しておき 月に一度このスーパーを開き 番号札を配り 一人5点ずつに限りもらうことができる。(コメは一袋5㎏にし、一人につき一袋のみ)

それ以外に 社会福祉協議会から依頼を受けて 食料がなく困っている人へ いろいろな食品をそろえて配達している様子も放映されていた。

このシステムでは この女性には全く資金が得られないわけで 週に数日間は在宅でパソコンでできる仕事をし、生活費にしている、という。
食品を備蓄する場所もいるし、 配達するガソリン代だって必要なはず。
番組ではそこまでは伝えられなかったけれど・・。


この女性は 20歳ころ(?たしか)5,6年ひどいアレルギーで外へ出ることができず、大変つらい経験をしており そのことが弱者へ目を向けるきっかけになったという。
そしてさらに東日本大震災の時に「人間はいつまで生きられるか分からない、それなら自分のしようと思うことをして毎日過ごそう」と強く感じ 無料スーパーの開店にこぎつけた、らしい。

生活に困っている人に限らずだれでも利用できるようにしていて 裕福なように見える方も利用しているようで??と思ったが それには二つの理由がある、という。

①貧困家庭だけが利用できるようにすると 本当に困っている人は来づらい、自分が困っていることを知られたくないという気持ちを持っておられると思うので・・
②日本の食品ロスが年間600万トン以上あることにみんなが気付いてほしい


しかし、この女性のように行動に移すことはなかなかできないこと。
すばらしい!!
年配者ではなく30代の方が 一人でやっておられ 感銘を受けた 

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