だってだっての・・・・

こんな年齢になると 老後のことがやはり気にかかる。
どちらか一人になったら・・・・と考えてどうしよう?と思うけれど
でもだからと言って突き詰めても考えないし そのうち「何とかなるだろう」との結論に達し
考えるのをやめてしまう。

娘さんがいる人は 最期になったら 見舞いにも来てくれるだろうし介護もしてもらえるのでは・・・と思うが 必ずしもそうでもないらしい。

近くにいる母親を「うざい」などと言う人を多く知っている。
そしてまた 友人に娘夫婦と同居したが 娘との折り合いが悪く 年中「ストレスがたまる・・」と嘆いている人もいる。
母親と娘との関係は 姉妹のように何でも分かり合える関係もあれば またその逆で徹底的に
忌み嫌う関係もあるらしい。
うちには娘がいないのでよくわからないが 私の姉の一人は 母の晩年に随分母につらく当たった。
妹である私や妹にはやさしいのに 母には言葉使いまで厳しく やんわりと 私がそのことを注意したが わかってもらえなかった。
 でも母亡き後 本人が「最後までやさしくできなかった・・・」と泣きながら 後悔の言葉を自分で言った。


一年生の孫がだってだってのおばあさん の音読している様子を GOOGLE+ で 送ってきた。
この本は 佐野洋子さん作で 息子が幼いころ読んでいてよく知っている話.
一緒に暮らしている猫にさそわれても何でも「だって私は98歳だもの・・・」「だって・・・・」 「だって・・・」と断ってしまうおばあさんの ほほえましい話。

しかし・・・・・
佐野洋子さんは ご自分の母上を とても嫌い受け入れなかった・・という有名な話もある。

高いお金を払い老人ホームに入れ 「母を捨てた」と言う認識をもっていたらしい。
でも 90歳で痴呆になり やっと 母親として認めることが出来るようになって  「神様 母をボケさせてくれてありがとう」 とまで言っている。
「シズコさん」と言う本も出版しており 母親と自分との確執について書いている。

佐野さんは 沢山の絵本のほかに 随筆などもあるが すごくユーモアが感じられる文章が多い。
●おじさんのかさ ●100万回いきたねこ ●おぼえていろよ大きな木 など 大人が読んでも面白いし 考えさせられる本である。

●嘘ばっか 新釈・世界おとぎ話 など 「なるほど~」と 思わせられる、楽しくてばかばかしい(笑)本だ。

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