神の使い?  悪魔の使い?

カラスのことである。
私が子供だった頃、カラスは頭が悪い、というのが一般的な考えだった。


しかし 最近では反対である。カラスは賢い、と思われている。
野菜つくりをしている人は 「トマトにネットを張っておいても ネットの下からつついている」とか 「びわの実を よりおいしくなるまであと一日待とう、と思っていたら カラスにつつかれた」  等々 カラスの害に悩まされている人は多い。
カラスが 小玉スイカを口にくわえて 遠くへ飛んで行ったのを目撃した、という人もいる。



宇都宮大学農学部で カラスの脳を調べたら アヒルやカモ、ニワトリ、鳩など比べると明らかに カラスの脳は重かったそうである。
また 神経細胞の密度も群を抜いているとか。
数々の実験で 人間の顔の識別もできそうだし、動植物の種別も見分けられそうだし、色や輪郭で総合的に判断できるそうである。


目の構造を調べると 人間より光の波長を感じる能力が高く、人間には見えない紫外線を感じている、そして 味覚もあり 苦みや酸味は嫌うということもわかってきた、と。


紫外線を吸収する素材のごみ袋が開発され 人間には中身が見えるがカラスには中身を識別できないようにしたが しかし これまでのごみ袋の倍ほどの値段になり 
あまり使われていない、だとか。



一方嗅覚は鈍いのだそうである。


ゴミ袋などが荒らされるのは食べ物のにおいを感じて近寄ってきているのかと思ったがそうではないらしい。
(2014.1に ≪ ダーウインがきた≫ のカラスのことを記載) 


追記
2017.2.5の新聞に 「カラスの教科書」= 講談社文庫=という本が紹介されていた。
『カラスはむしろ人間を怖がっている
人間は カラスの言い分にもう少し耳を傾けるべき』 と結んでいる
嫌うだけではなくもう少し 親近感をもってほしい・・・・と。

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