バスがだめなら飛行機がある!!

今年の大相撲初場所では 大関稀勢の里が14勝1敗で優勝した。
スポーツ音痴の私は 相撲の取り組みを見ても 「勝った」か「負けた」かしか わからない。
夫は「あの立ち合いは・・・」とか「横綱があんな手を使って・・」「あれじゃ、いつまでたっても・・・」とか 言いながら取り組みを見ていて 何年も前から稀勢の里のことを「ああいう相撲では横綱にはなれない」と話していた。
確かに 中盤戦まではいいところまでいっているのに  後半戦ガタガタと崩れだして優勝できなかったので 「この人はこのまま終わるのだろう」と思っていた。


横綱白鳳は 稀勢の里がなかなか優勝できない時にこんなことを言ったそうである。
「大関には強ければなれるが 横綱にはそれ以外のものも必要で  稀勢の里関にはそれがない」  👈 表現の仕方は違うが内容的にはこんなことだった・・・・




それほど真剣に相撲中継を見ているわけではないが 昨年は優勝してはいないものの、最多勝利だったそう。
今場所後半は一挙に稀勢の里に期待する声が多く聞かれるようになった。


横綱になるのも間違いないらしい。
ただ、「日本出身力士として19年ぶりの横綱」ということを あまり強調しない方がいいのでは・・・・?
モンゴルはじめ多くの外国人力士によって大相撲が盛り上がっていることは間違いないのだから。


相撲好きで知られる脚本家の内館牧子さん、横綱審議委員を務めておられたこともあるが これまで何回も期待を裏切られた稀勢の里に対して 「ダーイジョブ! ダイジョブ! バスがだめなら飛行機があるんだから」と思いながら 心の中で応援していたという。


内館さんは 稀勢の里の年齢のころ、何もかもうまくいかなくて しょげていたそうで 同世代の人が次々とチャンスを手にして去っていった。
ところがそのころの社長が「バスがだめなら・・・・・」と言ったのだそう。
それを聞いて一念発起し 「そうか 何台ものバスに乗り遅れても飛行機があるわ、飛行機が来た時に乗り遅れないように準備をしておこう」と思ったのだそう。
その後の内館さんの活躍は 誰もが知っているだろう・・・・




照ノ富士、琴奨菊、豪栄道の3大関が優勝の経験という点で さきを越し きっと焦っただろうが 稀勢の里にこういうエールを送っていたのだという。
裏切られても裏切られても稀勢の里が好きだったのだそうである。


最初 出世街道を走っていた稀勢の里は きっと本人が一番苦しんだであろうし 期待に応えられない情けなさに涙も流しただろう、しかし苦しい歳月にきたえて安定した心技体は横綱にふさわしい、きっと良い横綱になるだろう・・・・と結んでいる。


横綱になってからのことはわからない、ただ15日の白鳳との取り組みを見ていて
「白鳳が弱くなったな~」という感じがした。
相撲協会が 新しい風を吹かしたい、と思っているのは間違いない。
取り組み中には難しい顔つきの稀勢の里がインタビューの時に 笑顔を見せてくれ
来場所からも 大いに活躍してほしい、とは思った。


「バスがだめなら・・・・・」という言い回し 
なんだか誰かを励ますときに 使えそう ♪♪(^^)♪ ♪♪  使わせてもらおッと♪ ♪





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