ツケ
読書がすきだけれど はっきりとこれ!とは決まっていなく その時の気分によって本を選ぶ。
好きな作家数人のところに新しい本があればそれも借りるが 全くポリシーのない本選び。
きっと新聞の書評か何かで読もうと思って図書館で予約したのだろうと思うが 「はんぷくするもの」のことを 自分でもはっきりとは覚えていない。
順番が回ってきて 借りれることになったので借りてきて読んだ。
津波ですべてを失った主人公,毅。
わずか10畳のプレハブの仮設住宅で 細々と小売店を営むが 客の入りも少なく、母親からは「店を閉めた方がいい」と言われているのにやめる気にはなれない。
この店に来るのを楽しみにしている老女のためにグダグダと思いながらも店を閉められず、また ツケ買いして お金を支払ってくれない古木という男性のところへ何度も集金に行こうと思うが そのたびに 毅にとっては不吉と思われることが起きて 集金にも行けない、そのくだりが何度も繰り返される。
おそらくこの主人公は強迫観念にとらわれているのだろう。
震災後のさびれた町での閉塞感というか、やりきれなさ、というか・・・
第55回文藝賞受賞作だという。
文の運び方は なんとなく素人(!)っぽく感じたが・・。
「はんぷくするもの」という題は せっかく母親がツケの分を取り返したというのに また借りに来た古木との繰り返しの意味だろうか。
薄くてすぐ読み終えたが せつなさが残る本だ・
今でも「ツケ」買いなどできる店はあるのだろうか。
久し振りの言葉「ツケ」で子供のころを思い出した。
昭和20年代、我が家は近所の店でツケ買いしていた。
母に「酢を2合(ℓでも㏄でもない!)買ってきて」とか言われて 約100mあまり離れた店へ 家から瓶を持って買いに走った。
そういえば「えちごやさん」という店だった。
今のコンビニというほどではないが いろいろな品物をそろえてあり よくそこで買い物をした。
あの店主夫婦、その息子さん夫婦の顔を今でも覚えている。
ちなみに「越後屋さん」だろうか。
調べてみたら「越後屋」は「現在の三越の前身、江戸時代の豪商」とあった。
関係あるのかないのか‥?
好きな作家数人のところに新しい本があればそれも借りるが 全くポリシーのない本選び。
きっと新聞の書評か何かで読もうと思って図書館で予約したのだろうと思うが 「はんぷくするもの」のことを 自分でもはっきりとは覚えていない。
順番が回ってきて 借りれることになったので借りてきて読んだ。
津波ですべてを失った主人公,毅。
わずか10畳のプレハブの仮設住宅で 細々と小売店を営むが 客の入りも少なく、母親からは「店を閉めた方がいい」と言われているのにやめる気にはなれない。
この店に来るのを楽しみにしている老女のためにグダグダと思いながらも店を閉められず、また ツケ買いして お金を支払ってくれない古木という男性のところへ何度も集金に行こうと思うが そのたびに 毅にとっては不吉と思われることが起きて 集金にも行けない、そのくだりが何度も繰り返される。
おそらくこの主人公は強迫観念にとらわれているのだろう。
震災後のさびれた町での閉塞感というか、やりきれなさ、というか・・・
第55回文藝賞受賞作だという。
文の運び方は なんとなく素人(!)っぽく感じたが・・。
「はんぷくするもの」という題は せっかく母親がツケの分を取り返したというのに また借りに来た古木との繰り返しの意味だろうか。
薄くてすぐ読み終えたが せつなさが残る本だ・
今でも「ツケ」買いなどできる店はあるのだろうか。
久し振りの言葉「ツケ」で子供のころを思い出した。
昭和20年代、我が家は近所の店でツケ買いしていた。
母に「酢を2合(ℓでも㏄でもない!)買ってきて」とか言われて 約100mあまり離れた店へ 家から瓶を持って買いに走った。
そういえば「えちごやさん」という店だった。
今のコンビニというほどではないが いろいろな品物をそろえてあり よくそこで買い物をした。
あの店主夫婦、その息子さん夫婦の顔を今でも覚えている。
ちなみに「越後屋さん」だろうか。
調べてみたら「越後屋」は「現在の三越の前身、江戸時代の豪商」とあった。
関係あるのかないのか‥?
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